社内での親睦を目的とした行為やイベントが実は逆効果になっているということがよくあると思います。以前には社内での飲み会を例に挙げたけど、それだけではなくて、実は社員旅行も迷惑なイベントに感じている人が結構いるんだそうだ。そりゃ予想もつくわな。生きるために、お金を稼ぐために働いているくらいのモチベーションしかない人もいるし、そんな人からすれば、何で会社の都合で旅行に行くのに、こっちがお金を出さないといけないのだ?と思うでしょう。そういうケースでは社員旅行はめんどうくさいと感じてしまうのもしょうがない。仕事をしながら、給料を貰うどころか、こっちがお金を払っているみたいで、到底納得いかない人もいると思います。厳密に言えば、強制じゃない限り断れば良いのだが、それを簡単にやるのもまた難しいと言えるでしょう。社員旅行に行く意味や必要性としては、皆無ではないだろう。社員旅行に行く意義はあるとは思う。でも、必要性はないでしょうね。社員旅行に行く意味や意義は、とりあえず社員同士の親睦がとりあえずあると思います。それは詭弁かもしれないけどね。
しかし、会社の人間に言わせればとりあえず社員同士の親睦の場というのが、1つ理由になるんじゃないでしょうか?しかし、社員同士の親睦を兼ねるというのが、社員旅行の目的というのはまだ分かる。しかし、社員同士の親睦を図るやり方として、何でこんな手間やお金のかかる方法を選ぶんだろうか?拘束時間も長くなるし。社員旅行に行きたくない人からすれば罰ゲームだろう。会社の人間と大して仲良くないとか、むしろ一緒にいたくないと思っている人がいる場合、それはもはや罰ゲームだ。お金を払わないといけないならば二重の罰ゲームと言えるでしょう。会社は親睦を図るのが大切と思っているかもしれないけど、それは人間を単純化しすぎだろうと思う。こういうイベントをやれば自然と社員同士の仲が深まるというのは、理想論でしかない。現実的には人間には好き嫌いの感情があるから、むしろ逆効果なんだよ。社員旅行を企画する会社に対して不信感すら生まれる。余計に会社が嫌いになる例もあるでしょう。社員旅行に行きたくない人間が一定数いることは普通に考えたら予想できそうなものだが。社員旅行を企画するならば、もう少し欠席しやすい雰囲気を作って、行きたい人間だけ行ってくれと思わないでもない。
実際、「「会社の嫌すぎる行事」に「社員旅行」の声 「積立金返してほしいから今裁判してます」という人も | キャリコネニュース」では、そういった問題が投稿されているみたいだ。
>2014年にgooランキングが発表した「実は迷惑な社内行事ランキング」では社員旅行が1位となっている。だが、産労総合研究所が2014年に行った「社内イベント・社員旅行等に関する調査」によると、46%の企業が社員旅行を実施。また、実施している企業の82%は今後も実施する姿勢を見せている。 社内旅行の費用が会社持ちならまだ納得いく。だが、ガールズちゃんねるでは、「(社員旅行の費用が)強制的に徴収される」という声も相次いでいた。 「社員旅行の強制的な積み立て。積み立てして上司とハワイに行くより貯金して彼氏とグアムに行きたい」 「毎月2000も慶弔として取られる 年にすると24000円はキツイ その中から社員旅行として使われる 家庭の事情で参加できないから毎年2万くらいはぼったくられてるのと同じ 」 中には、「積立金返してほしいから今裁判してます」という人も。また、社員旅行で有給休暇が強制的に消化させられているという人もいた。
社員旅行に行きたくない人がいるのもまた問題だろうけど、都合が悪くて参加できない人は、物理的に参加できない。でも、日程は会社が勝手に決めるだろうから、社員旅行に行きたい、行きたくないにかかわらず、こういう人はまるごと費用を、積立金を損していると言える。せめて、行けない人は返してやってほしいと思うけど、有給休暇の消化に使われている例もあるんだね。多くの会社では、日頃からこういうときのためにお金を徴収しているんだろうけど、そういうのはガチで会社持ちでやってほしいと思うわ。先に「社員旅行が社員同士の親睦のためというのは詭弁の可能性がある」と言ったけど、結局、一部の社員がそういうイベントが好きで、より大規模にするために、社員全員からお金を集めている可能性もあるということ。つまり、社員同士の親睦と言えば、自分たちのためだけではなく、あなたたちのためという意味合いも含まれているとアピールすることができるから。でも、実態は会社の飲み会もそうかもしれないが、無関係な人を巻き込んで、自分たちが楽しむために彼らを利用している状況とも言えるかもしれない。お金を出させるためだけに。社員同士でも人間的に合わない人間もいるし、そもそも会社自体が好きじゃない人間もいるだろう。そんな中で社員同士の親睦なんていうのは、小学校の「クラスのみんなは仲良くしましょう」的な教育であって、大人には通用しない。子どもは教育といって聞かせれば洗脳できるかもしれないが、大人は無理だろう。嫌いな奴は嫌いだし、会社のために働いている意識なんかない人間も多い。あくまでも自分のためだろう。
そういう人間は、ブラック企業問題の続発とともに、間違いなく増えてきていると思っていて、そういう状況がありながら、社員同士の親睦を図るのは、反発する側の磁石をくっつけようとするようなものだ。無理だし、お金や時間の無駄だろう。みんな仲良くは理想論だし、それを実現しようとするのは会社側の自己満足でしかないと思う。人間感情がある限り非現実的すぎる。私も会社に対して忠誠心を持てるような人間ではないと思うので、社員旅行とかは正直めんどうくさいと思うし、行きたくないと思うタイプの人間だと思う。友達同士の旅行でも多分めんどうくさいと感じるときがあると思うし、会社の人間となんて無理だよ。現実的に社員旅行はめんどうくさいと思っている人間は多い気がするし、面倒だけでは済まないでお金が無駄になっている状況すらもあるのだから、今を生きるサラリーマンやOLは、会社への忠誠心や社員同士の親睦どころか、会社への不信感、怒り、裏切りの感情を抱えているケースが多々あるのでしょう。社員旅行は迷惑という風潮が存在することを会社も理解してほしい、気付いてほしいと思います。仮にこういうのをやるのならば、せめて飲み会とかにしてほしいと思う。そっちの方がマシだろう。社員旅行である必要性がないわけだ。もっと手間がいらない、安く済む方法があるだろうに。社員旅行に意義が特別あるわけではないが、どの会社もやっているからうちもやるか!みたいな、日本人特有の右に倣え的な非合理的な考えて実施していたら、それこそその会社の未来は大丈夫なのか?と思う。何の考えもなしに、社員旅行に行く意味も考えずに、社員旅行を実施していたら、それこそお金の無駄使いと言わざるを得ないだろう。社員旅行を面倒と感じている人は会社に残して仕事をさせていた方が、会社としても効率的ではないだろうか?行きたくない社員旅行につき合わされるくらいならば、給料がもらえる分、まだ仕事をしていた方がマシと思える人もいるだろうし。

私たちはなんのために働くのか 「働く意味」と自分らしい働き方を考える
- 作者: 諸富祥彦
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