あわせて読みたい記事→配点が物凄く大きい特別区Ⅰ類の教養論文の対策、勉強法 - 就職しないで、ブロガーになった人のBlog
公務員試験をこれから考えている方には、是非受験先の候補にしてほしいと思うのが特別区です。特別区Ⅰ類の試験は毎年5月の第1日曜日に行われており、割と早い時期に行われる試験です。同日には東京都Ⅰ類Bの試験もあり、どちらを受験するか?は好みの分かれるところですけど、個人的には特別区は結構おすすめですね。筆記試験の難易度面接試験の倍率が低いことでも有名な試験で、公務員試験全体で見ても割と最終合格の望みが高い試験種だと思います。筆記試験に関しては問題が非常に易しいです。一次試験の倍率は5倍くらいありますけど、これはあまり関係ないと思います。とらないといけない点数が低いですから、ちゃんと勉強すればボーダーラインは間違いなく越えることができるでしょう。
問題の難易度は確かに易しいですけど、だからといってなめてかかれる試験ではありません。適当にやっていると、問題が簡単でもボーダーを越えるのは難しいと思います。全部が全部簡単な問題でもないですし。特別区は特に時事問題も多いですよね。以前は6問出題されており、去年からは4問になりましたが、依然として対策は必須です。参考書としては「速攻の時事」がやはり1番オーソドックスかな?と思いますけど、特別区専用の時事対策本もあるみたいなので、良かったら参考にしてみてください。東京都庁と特別区で出題されるであろう時事問題に特化してまとめられているので、より対策が生きるかもしれません。ちなみにこちらは2017年に受験する方用なので、ご注意ください。

平成29年度地方公務員試験 東京都・特別区のパーフェクト時事
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教養試験、専門試験ともに問題の難易度はやや易しい問題が多数揃っています。また、問題選択制がとられているので、難しい問題があればパスしてしまうこともできます。両方合わせて80問くらいあって、50点くらいとれれば問題ありません。これは全然問題なし数字です。真面目に勉強さえできれば、問題なくとれる点数だと思います。予備校のテキスト、市販の参考書、問題集を利用して、普通に勉強を進めていければ、何の問題もありません。というか、特別区の問題の難易度で、合格点がとれないとなると、ほぼ他の試験種でも合格点をとるのは難しいと思います。それくらいに公務員試験の中では、相対的に易しい筆記試験が課されているのです。ただ、択一試験の方は良いにしても、問題は教養論文と呼ばれる論文を書かされる試験です。論文も一次試験で課されています。
だいたいよくあるテーマが出題されることが多いです。2題から1つを選択して答えます。そんなに難しいテーマは出ないというか、2問あるので1問はちゃんと書けるものが出るとは思います。論文を書くこと自体はさほど難しいことではないと思います。ただ、特別区の場合はこの論文のウェイトが非常に高いとされています。噂であって、確証はないものの、その可能性が高いと言われているのです。したがって、択一試験ばかり勉強するのではなく、論文の方もちゃんと対策をしていかないといけません。そうしないと、択一試験で驚くような高得点をとった人が落とされている事実が過去にありますが、それと同じ目に遭ってしまいます。ですから、論文が大事だ!ってことを肝に銘じておきましょう。
教養論文の対策は比較的簡単だと思います。基本的には予備校のテキストや市販の論文用の参考書を使用して、必要な知識をまず詰め込みます。だいたい頻出とされているテーマが20個くらい載っていると思うので、それらについてよく読み込んで理解し、今世の中で起きていること、問題になっていること、それに対する対策などを理解します。あとは実際に出題されそうなテーマに沿って、論文を書く練習を積んでいきましょう。予備校に通っていると、添削サービスを利用できると思いますから、そちらで提出して、添削をしてもらってアドバイス等を参考にしながら、また次の1枚を書くというので良いでしょう。とにかく必要な知識を頭に入れて、後は書く練習をするのみです。私みたいに日頃からブログ等で文章をよく書いていると、結構書きやすいかな?と思います。個人的におすすめしたいのは以下の参考書ですね。かなり分かりやすく、タメになると思います。
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択一試験に関しては特別な対策をしていく必要性はありません。普通にスーパー過去問ゼミなどの問題集をコツコツ解いていくだけでOKです。問題の難易度が割と易しいので、それくらいの普通の勉強方法で大丈夫なのです。あと、年明けからで良いと思いますけど、できれば専用の過去問題集が売っていますから、それをやってみましょう。緑色の表紙のあの分厚いやつです。それを使って、本番で実際に出題された試験問題の難易度の確認と時間配分などをできるようにしておきましょう。ここで実際に問題を解いてみて、問題なく点数が残れば自信にもなるでしょうし、ここでまだ満足した点数がとれなければ、まだまだ勉強が不十分というサインにもなると思います。特別区はコツコツと過去問題集を解いていくという地道な、シンプルなやり方で全く問題ないはずです。筆記試験の倍率は5倍くらいあってやや高いですが、ボーダーラインが低いので、真面目に勉強していれば特に問題はないはずです。記念受験組の人も多そうですから。むしろ、高得点をとっても論文がダメで一次試験不合格になるケースも多々あるので、配点の高いと思われる論文試験の勉強は択一試験の勉強同様にしっかりとコツコツと行っていってください。
あと、面接に関しては例年1.5倍弱くらいです。倍率で言うと、相当低いです。二次試験の倍率がここまで低い試験種というのも、探してもそうはないくらいです。だから、面接苦手な人が多いと思うので、そういう方に是非おすすめなのです。1.5倍弱くらいといっても、一次試験合格者のうち数百人はここで不合格になるので、決して舐められる倍率ではありません。また、おそらく面接の配点はかなり大きくて、筆記試験の成績なんてほとんど関係ないくらいだと思います。筆記試験でいくら高得点をとっても、面接が苦手だと多分落ちます。逆に筆記試験はギリギリ通過でも、面接で高評価を得られれば、多分受かるでしょう。それくらいに最終合格への決定要因として、面接が占める割合がかなり大きいと思われます。それでも、1.5倍弱という数字の倍率はちょっと魅力的に映るのではないでしょうか?これをクリアすると、ほぼ内定に近い状態で、どの区で働くか?を決める区面接を受けることになります。
ここまでくると、ほぼ内定とも言って良い状態で、わずかながら採用漏れが例年あるものの、二次試験の人事院面接に合格すれば、どこかしらから内定が貰える可能性がかなり高いです。選ばなければ、特別区の職員になれる可能性がかなりある状態まできたということになります。採用漏れにならないためには、あまり面接に呼ばれた区が志望度が低くても断らないことが重要かもしれません。区面接は一応申し込み時に選んだ希望区3つを考慮して電話がくるようですが、希望区からくるか?どうかは全く不明です。さらに希望区じゃないなどの理由で提示の電話を断ると、次電話がくるまでに時間がかかるという報告もあります。それは自ら採用漏れになるリスクを上げてしまっていることです。ですから、希望区じゃないと嫌だ!という人以外は、基本的には提示された区の面接を受けて、早く内定を掴めるように努力していきましょう。最大で8回チャンスがあるので、本当に選らばなければ、どこかしらから内定を貰える可能性はかなり高いですから。
特別区は東京都と日程が被っているので、どちらを受験するか?迷う人も多いでしょう。東京都の試験も難易度は特別区とあまり大差はありません。ただ、専門試験がなかったり、専門記述があったりと、やや変わった試験方式になっているので、ちょっと対策が面倒かもしれないのです。専門記述を課す試験種はそこまで多くないですから、どうせならそれがない特別区の方が良いかな?というか、多くの人にとっては受けやすいかな?と思います。5月の第1日曜日には東京都と特別区の試験が被っています。すでにどちらを受けるか?決まっている人は別にそれで構わないのですが、特にどちらを受けたいとか、まだ決まっていない方、または特に志望度に差がない方は、この記事を参考にしてみてください。合う、合わないもあるので、一概にはいえませんけど、私は特別区を選びますね。だから、ここまで熱く語ったということなんですけどね(笑)本番の試験までには以下の過去問題集を解いておくことをおすすめします。本番で実際に出題される問題の難易度や時間配分などの確認を是非しておきましょう。
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