7月24日放送の「水曜日のダウンタウン」で、「鳶が鷹を生むにも限界がある説」というのを放送していた。今回は学歴版ということらしいので、東大生にインタビューをし、両親の学歴を調査していたのだが、その中で東大生に「現実的に鳶が鷹を生むことはありえるか?」という質問をしていたらしい。その結果も同時に番組内で報告されていたが、なんと87%がありえると回答!私は驚愕でしたよ。13%の人はありえないって言っているわけ。こいつらマジでバカ!?(笑)と、心の中で嘲笑したのは言うまでもない。「ありえない」という言葉の意味を理解しているのだろうか?ありえないという言葉は、一例たりとも存在しないということだ。過去も現在も、そして未来もだ。つまり、一例でも存在してしまったらアウトなわけ。一例でもあれば良いと一例すらもあってはいけない。さて、どっちが確率が高いと思う?そんな判断力もない人が1割強いたということだ。
ただ、私が仮に番組にインタビューを受けた側だったら、「そんなもの鳶と鷹との定義によるでしょ」とでも回答する可能性もある。鳶と鷹の例を無茶苦茶極端に設定したら、一例たりともありえないって状況はありえなくはないかもしれない(それでも一例くらいはどこかにあるだろうと思うが)のです。番組では、鳶を中卒以下、鷹を東大生にしているみたいだから、個人的には常識の範囲内だと思う。で、当然番組としても常識の範囲内で鳶が鷹を生むことは現実的にあり得るか?を聞いたと思うのだが、その回答があり得ないと回答したという人たちがいたことに愕然とした。別に東大生だからではない。東大生が頭が良いと思ったことは1度もない。申し訳ないけど。私は学歴と頭の良さはほとんど関係ないと思っているのですよ。学校の勉強、受験勉強ができることと頭が良いことは別だと思っているのです。正しくものを捉えて、論理的に考えられる人が、私は頭が良い人だと思っているので、東大生の中にいるかもしれないけど、大半は日本人にありがちな感情論で決める人たちだと思っている。今回の東大生の検証を見る限り、「あり得る」と回答した人はともかくとしても、「あり得ない」と回答した人は、私に言わせれば、とんでもない頭してんなwwwという感想しか出てこない。
例えて言うならば「人間が死ぬわけがない」という主張に等しいかな?と思う。それこそあり得ない話なんだけど。実際、番組では両親のどっちかだったかな?が中卒の東大生女子がインタビューに答えていたけど、これを鳶が鷹を生むという例に合致するか?どうかは人によって意見が違うだろう。しかし、仮に両親が小卒とかであっても、日本中、いや世界中探せばどこかにいる、いた、またはこれから出てくるだろうと思う。「人間が死なないなんてありえない」という話は過去や現在だけの話ではなく、これからも同じなわけでしょ?だから、「ありえない」という部分は未来も含めて考えていいわけですよ。不老不死の可能性を含めるならば、未来においてはあり得ないとは言えないかもしれないが、現在と過去においては少なくともありえない。まあ、その不老不死についても私はありえないと断言できますがね。次の記事でその真意を書きたいと思います。こういった状況で一例たりともありえないと回答した人たちの思考力が理解できないのよね。ただ、番組がこんな質問をいちいちしているということは、番組としては「あり得ない」と回答する人が一定割合出るだろうという予測なんだろうね。制作側としても同じような頭のレベルだったということになるだろう。
基本的に私は学歴と頭の良さは比例しないと思っていて、私から見て頭が良いなと感じる人はほぼいない。今までの人生で2,3人くらいだと思う。東大出身者をいろいろな番組で見ることあるけど、知識は確かにあると感じる。しかし、ものの考え方に関しては人並みだなって印象の人ばかりですね。物事の本質をとらえる力がないのでは?と思うのですよ。東大出身のタレントがよくテレビに出ていますけど、よくこんなことを言えるなwと思うようなことをズバズバ言ってしまう。それは世の中的にはそういう理解力がもはや普通なので、自分が一般的な理解力であることを認識し、おかしいとは疑問を持たないのでしょう。多数派だから、みんなと同じだから正しい考え方なんてことはないのですよ。元をたどればそういうことになるわけですけど、東大を出ても考える力は身につかないのかな?と思いました。東大で勉強を教えている人たちも同じだからってことかもしれない。頭が良い人っていう基準で言えば、私から見れば日本人ではほとんどいないと思います。

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