熱中症で倒れる生徒や児童がこの季節になると毎年多くいるが、公立の小中学校はクーラーが設置されていないケースが多いと思います。最近は設置するところも徐々に増えてきているのかもしれないが、それでもまだないところも多いでしょう。私が子供のときには公立の小中学校に通っていましたけど、クーラーは教室にはありませんでした。その状況で授業を受けて、外で体育をやって、その後には部活動もやると。休日も炎天下の中で部活動をやるのが当たり前だったけど、あのときって異常だったな。と、大人になって思いますよ。あれが当たり前だと思っていた、当時の自分を軽蔑したくなるくらいな感覚なのです。最近思うことは、学校と刑務所の違いって何だろうと思えてきます。刑務所生活に近いんじゃ?と思えてきます。学校と刑務所の1番の違いと言えば、生活における自由度かな?と思うんですよ。学校はせいぜい夕方くらいまでしかいないので、それ以降は家に帰って比較的自由に過ごせる。宿題を出されると、家でも学校と同様に勉強をしないといけないなどの部分もあるわけだが、自由な時間は刑務所よりは多いと思う。刑務所も自由時間はあるが、何でもできるわけじゃないですからね。でもそれは子供もそうなんですよね。大人になれば、お金を自由に使えるのだが、子供はそうもいかないから、やりたいことが自由にできるとは限らない。そう考えると、意外と自由な部分においても学校と刑務所は同じ状況なんじゃ?と思えてきますね。
最近は刑務所でもクーラーがついてくるところが増えてきたみたい。以前は設置されていないところが多かったようで、それで死亡例もあったからつけたみたいです。正直、バカだろ?と思いますよ。クーラーなしの生活で受刑者から死亡例が出ないわけがないと思うんですよ。当然ながら、刑務所の人間が死なれるのはマズイわけで、だったら何で早く設置しなかったんだ?バカじゃないの?と私は思うわけです。刑務所のクーラー設置に関しては批判的な意見もあるようだが、基本的に懲役刑っていうのは、刑務所内で刑務作業に当たるというのが務めなわけで、暑さに耐え続けるなんて義務はないわけ。そこを知らない人間が、または受刑者には何をしても良い、どんな苦痛を与えても良いという、訳の分からないことを考えている悪質な人間が、こういう部分を批判するんですよ。刑の執行とクーラーの設置は基本的に関係ないですからね。それに死亡例が出ている時点で、体調を崩している人間も多数いるはずなんですよ。その時点で、刑務作業に当たるという本来の目的自体が達成困難になっているのだから、クーラーの設置は当然なわけです。受刑者が何のためにそこにいるのか?を理解していない人があまりにも多い。
そういうわけで、刑務所内の環境と学校という環境はかなり酷似している。勉強をさせられる点と刑務作業をさせられる点は非常に似ているし、学校の敷地も自由に出られない点、学校から帰宅した後も勉強をさせられる、学校や親の言いなりにならざるを得ない点も刑務所に近い。そして、やりたくもない作業(勉強や掃除)を報酬ももらえない中やらないといけないという点も共通している。学校は刑務所と違い、通うか?どうかは本人の自由意志であるというのが建前だが、事実上親や社会に強制させられている面もあるので、そこも共通だろう。マジで学校生活と刑務所生活の違いはなんだ?本当に分からない、学校は軍隊みたいと言われることもあるし、ホリエモンとかはかつての軍国主義自体の名残が今の学校であるという指摘もしている。学校が軍隊みたいという指摘は、個人的にはその通りだと思うし、学校と刑務所は同じだと感じられてくる。感覚的に違うっていうものはなんとなくあるんだけど、その違いを言葉で説明するとなると、意外と出てこないのだ。刑務所と学校が同じなわけないだろうと思う人もいると思うんだけど、それは学校は善良な市民も通う場所であるという認識が大きいと思いますよ。刑務所は基本的に悪い人がいる場所であって、そこのイメージの違いによって、学校と刑務所は区別されるが、そこで過ごしている人たちの実態を見ると、共通点多いよなと思うのですよ。
学校に通うのが当たり前という社会は、みんなが刑務所内で作業をするのが当たり前という価値観に、私は思えてくるのです。学校なんかなくなればいいと思っている人も世の中にはいると思うが、そういう意見は異端児扱いされるんだろうけど、私は正常に思えてきますね。学校という場所に通わないで済むような年齢になってから、学校という場所を冷静に分析すると、ちょっと異常な空間だと思えます。刑務所に入りたくないって気持ちは多くが持っているとは思いますが、何で学校にはみんな通うのだろう。そして、親は通わせるのだろう。親は学校の大変さを身をもって体験しているはずなのだが。学校が軍隊みたいな状況というのは今に始まったことじゃないし、昔の方がそれっぽかったと思いますけどね。学校に通うのが当たり前だから、その当たり前に疑問を持ちづらいし、現状を変えないとという考えを生みづらいという傾向はあると思うが、海外だと生徒や児童が学校の掃除をするのはおかしいという見方もあるようなんですよ。会社に入ると社員が掃除をすることはまずない。専用のスタッフを雇って、その人にやってもらう。それはそっちの方が仕事をするうえで効率的というメリットもあるのだろうが。
しかし、教育という建前のもと、日本の学校では特に小中学校では生徒や児童が教室やその他の施設の掃除をすることが当たり前になっている。勉強しないといけない現状もそうだけど、掃除をしないといけない現状も、私は疑問ですね。自分たちが使ったところは自分で綺麗にすべきとか、当時の教師らは言っていた気がしますが、別に好きで学校に来たわけじゃないし、好きでこの教室で勉強しているわけじゃないんだけどね。彼らの理屈は簡単に破たんしますわな。あと、うちの中学であったのは、授業を始める前に、クラス全員が、日直の「気を付け!礼!」という合図をもとにお辞儀をして、「お願いします!」と言って、授業が始まるんですよ。今思うと、このシステムは本当にゴミ。これを強制していた当時の教師らの顔を思い出すだけで、憎悪がよみがえる。勉強を教わる側として礼儀が必要という発想なのかもしれないが、教師はそれが仕事であって、教えるのが当然なんです。教師にはちゃんと給料も出ているし、それは税金から支払われている。しかも、こっちは勉強したくてしているわけじゃない。勉強しないとお先真っ暗(と思ってしまう)な社会に生かされているから、仕方なく勉強をしていのだ。育ててもらったことに関して親に感謝をしないといけないという風潮にすごい似ている気がするのですよ。でも、親が産んだのだから、親は子を育てるのは当たり前なんですよ。やって当然の義務なのだから、感謝を強制される謂れはありません。自主的に感謝する人がいても良いけど、「そんなのやって当然だろ!感謝なんかするか!」という人間がいてもおかしくはないでしょう。
他の学校でもあるかもしれないけど、私の中学校であったような、授業をする教師にまずお礼を言ってからみたいなシステムって、まさに軍隊ですよ。さっきの話に戻ると、「私たち生徒や児童が学校に通ってあげているから、学校という場が存在し、あなたたちの教師という職業が存在するので、あなたたちも私たちに感謝すべきじゃないですか?」と、私なら言いたかったですよ。それを言ったら恐らくひっぱたかれるんでしょうね。そこも軍隊と同じですよ。あれは大人になってから考えると、本当に異常だなと思います。学校はなくなればいいという考えにガチで賛同します。学校と刑務所は同じ存在としか見れないので、私にとっては学校はなくなればいいと思っています。学校がなくなった方が私は貴重な子供時代の時間と学費を無駄にしないで済むので、社会的に良いと思うんですけどね。生きていくために必要なことを大して教えてくれませんし、学校で教わることって将来的に苦労する前提の話なので、みんな苦労する生き方しかできないんですよ。学校を出た人にとって、苦労しないで済む道を模索する精神的余裕すらないと思います。社畜養成機関と言われるのが学校ですし、学校の実態は刑務所との違いがあまりにも少ない場所だと思いますから、21世紀になって、学校に対する価値観をいい加減に社会で変えていくべきだと思います。軍国主義が色濃く残っている時点で、もはや異常なのだが、その異常性に気付かない人も多くいると思うし、軍隊同様の規律を持たせた学校という場は、今後も世界共通の謎の機関として、存続するのでしょう。学校はなくなればいいという思いは、世間の多数決によって恐らく葬り去られるでしょうし、この謎の機関は人類が存続する限り、残り続けるのだと思いますよ。

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