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フルーツを若者が食べない、消費しない理由は「お金がないから」、「貧困だから」は正しいのか?

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12月25日放送の「林先生が驚く初耳学傑作選」(TBS)で、フルーツについての面白い特集が組まれていた。元東大教員でフルーツ研究家の中野瑞樹氏が登壇するワンコーナーでのやりとりだ。 その中で、日本人のフルーツ消費量が触れられていた。実は、一人当たりの摂取量が先進国では最下位だという。

(中略)

ではなぜ若者世代はフルーツを食べないのか。番組では「フルーツは糖分が多いので、食べ過ぎると太る原因に思われている」と紹介されていた。 サラッとそう紹介されているけど、僕などは「え? そんなこと思ってないよ」と感じてしまう。実際にフルーツを食べない理由なんて、いちいち糖分云々を加味しなくなって分かりきっている。日持ちしないフルーツを買うほどのお金と時間の余裕が、若者世代にはそんなに多くないからだ。

日本では高齢者の方がフルーツをより多く摂取しているということだが、それは高齢者世代が若者よりも金銭的にも時間的にも余裕のある生活をしているから。たったそれだけの理由ではないだろうか。

僕はフルーツの摂取量が際立って少ないとされる30代男性の区分に入るが、確かにフルーツは滅多に食べない。しかしそれは糖分を気にしているから食べないのではなく、単純にフルーツを買うお金の余裕があったら、もっと必要とされる最低限の食料を購入する分に回したいからだ。

大体、30代男性が本当に糖分を気にしてフルーツを買い控えているのなら、もっと体形に気を遣っていそうな20代の女性の方が、よりフルーツの消費を控えているはずだろう。 「所得の低下が最初に向かうのは食生活なので、まぁそうだよな」 この番組を観た人々の中には、「糖分が問題なんじゃなくて、摂取量が低いのはもっと別の問題があるのでは?」と考える方も多かったようだ。

ツイッターでも、いろんな意見が寄せられている。いくつかご紹介していきたい。 「原因は『貧しさ』なんじゃないかな? 主食でもなく日持ちもしないフルーツをわざわざ買うのって余裕無いとできなくない?」 「貧困・家庭人数減少に伴う大型果物の消費困難・他のビタミン補給源の存在などいろいろ原因は考えられるけど、糖分敬遠だけは絶対に違うと思うぞ」 「所得の低下が最初に向かうのは食生活なので、まぁそうだよな」

 

これは「若者の「フルーツ離れ」に疑問相次ぐ フルーツを摂らないのではなく買えないだけでは? | キャリコネニュース」に載っていた記事になりますが、若者がフルーツを食べなくなってきているというのは初耳だけど、その理由が「お金がないから」という風に、この記事では結論づけている。本当だろうか?と思う。お金があったらフルーツを買っているか?どうかは定かではないものの、所得が増えれば、フルーツの消費量が増えているというのは、もしかしたらあるかもしれない。しかし、車とかが所得が少ないから買えないとか結論付けるのはまだしも、フルーツがお金がないから買えないという結論には些か疑問が残る。フルーツはお金がないから買えないというレベルの値段ではない。一般的なスーパーとかに売っているフルーツを買えない人間なんてまずいないと思うんですよ。買おうと思えば買えるはずですよね。でも、買わないってことは理由があるはず。その1つとして筆者は「若者はお金がないから」という風に考えているようだが、その結論を是としてしまうと、若者が積極的に買わないもののほぼ全部が「お金がないから買わない」ということになってしまうと思うのだが。

 

私はお金を持っている方ではないが、フルーツは食べるし、自分でもたまに買う。平均の消費量と比べてどうなのか?は知らないが、フルーツは食べている方ではないか?と自分では思う。私はフルーツが好きだからです。私は若者がフルーツを食べない理由は、「必要がないと思っているから」ではないか?の方が強いと思う。筆者の言うように、所得がもっと伸びていれば、フルーツを口にする人の数は多いかもしれないが、フルーツの値段ってとりわけ高いわけじゃないですよ。好きな人であれば、食べますし、食べられますよ。高級品ではないのだから。それをあえて避けているってことは、フルーツ好きな国民が若者に少ないか?若者にとってフルーツをそこまで必要としていないか?の方が原因としては大きい気がする。筆者も自身の体験談を書いているから、私も書かせてもらいたいけど、私はタバコも酒もやらない。私がタバコも酒もやらない理由は、所得が少ないから節約をしているわけではない。単純に必要としていないから。どちらも好きじゃないからですよ。酒やタバコだってそこまでお金がかかるわけではない。

 

これは偏見も入っているかもしれないが、貧困層でもタバコを吸っている人って結構いると思うんですよ。私がテレビ番組とかで見た貧困特集みたいなので、多くの人がタバコを吸っているシーンが流れているんです。データがテレビ番組でしかないので偏見も入っているかもしれないと断っておくが、仮にそれが本当ならば、お金がない人たちでもタバコは吸うわけです。タバコにかける金額とフルーツにかかる金額って大して変わらないどころか、タバコの方が高いんじゃないか?と思うくらいです。つまり、お金がない人が自分が好きなものにそうやってお金をかけているならば、好きであればお金に余裕がなくてもお金をかけるってことだと思いますよ。ましてやフルーツなんていうのは、大した金額でもないから、他に少し節約をすれば、全然手に入るものですよ。それをあえて買わない理由は、お金をかけてまでそこまで欲していない、またはフルーツは欲しいが、値段と欲しい気持ちが釣り合っていないというのが原因だと思うんですよね。買おうと思えば買えるし、欲しい気持ちはあるけどあえて買わないものっていくらでもあると思うんです。年収100万円とか、200万円台の人ならともかく、300万円、400万円台以上ある若者がフルーツを買っていないならば、その人が400万円、500万円台に収入が増えたとしても、私はフルーツ買わないのでは?と思えてきます。欲しい気持ちがあるならば、300万円台だって買えますし、節約しようと思うような存在ではないと思うんですよね。

 

それに引用文にも書かれている「日持ちしない」っていうのも、別に所得と関係ないと思うんですよ。それってフルーツの欠点であって、フルーツを買わない理由にはなっても、買えない理由ではないでしょう。それに筆者は金銭的余裕とともに時間的余裕という言葉を使っているが、時間的余裕の有無とフルーツを食べるか?どうかがどう関係あるのか?がよく分からない。筆者らの言う所得の低下が原因の1つにはある気もするが、割合としては別のものの方が大きい気がします。番組で紹介されていた糖分が多いという部分も理由の1つにはなる気はしますよ。昔と比べてダイエット関連の情報番組やネット上のコンテンツはかなり増えてきた印象なので、影響される人は多い気がするんですよね。それが全てではないと思うが、原因の中の1つにはなりうると思います。

 

 

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