公務員試験の地方上級って、たいていみんな受けますよね。メジャーな試験種ですし、独立日程で他とかぶっていませんから。地方上級の中ではかぶりがあるんですけど。だから、その中で1つを選んで受験することになりますが、地方上級の試験は主に筆記試験と面接試験に分かれます。筆記試験は教養試験と専門試験を課して、二次試験で論文を書かせることもあるでしょう。これが筆記試験のメインになると思いますが、二次試験は主に面接試験です。地方上級の面接はそんなに変わったところはないですが、自治体によってはある特徴を持っている場合があって、それが面接が2回あるということなんですね。二次、三次って面接があるというわけではないです。そういうところもたまにありますけど、割と大きな自治体は面接試験は二次試験しかない場合が多く、その二次試験の中で面接を2回やるところがあるということです。これは何のためなのか?よく分かりませんけど、何か2回やるってことなんですよね。
地方上級の面接の難易度は特にこれといって高いとは思いません。別に倍率が極端に高いことも少ないですし。そうなると、この2回の面接をどう捉えれば良いか?ということになります。面接が2回あるってことは、それだけ多面的な角度からじっくりと受験生を見る必要性を感じているということになりますが、2回やるところっていうのは、たいえい1回目は軽い面接ですね。面接官が少ない、時間が短いといった特徴があると思います。そして、2回目の面接は面接官の人数が増えて、時間も長くなるというパターンが多いように思います。地方上級の面接の1回目は20分とかかな?そして、面接官は2人くらいではないでしょうか?そして、2回目の面接では面接官が3人になり、時間も30分程度は見込んだほうが良いかもしれないです。結構長く感じると思うんですよ。面接が2回あるっていうのは、地方上級の面接の難易度を上げる効果を持っていると思うかもしれませんが、特にあまり関係ない気はします。
地方上級の難易度はやっぱり1番は筆記試験です。国家一般職に近い難易度があると言われているので、問題が特に難しいんですよね。対策をしっかりとやれば合格点は取れる可能性は十分あると思いますけど、筆記試験の方が恐らく倍率的にも難しいと思います。地方上級の面接は簡単とは言いませんが、筆記と比べるとやはりまだまだという感じがします。地方上級の面接は倍率は低いことが多いといっても、筆記の倍率とは単純比較できませんけどね。面接の倍率2倍と筆記の倍率が3倍ならば、筆記試験の方が簡単に思えてきます。だから、地方上級では見た目だけでいえば面接の方が簡単そうです。実際、筆記試験の問題のレベルも高いですし。しかし、地方上級の面接の難易度はやっぱり圧迫面接とかも中にはありますし、地元を受けるにしても、受けないにしても、地方上級の面接はいろいろと追及が厳しいですからね。そこをどうやって答えていくか?面接官を納得させていくか?というのが難しいと思います。国家公務員の仕事ってそれぞれで差別化されていると思うんですよ。だから、志望動機とかも考えやすいですが、地方公務員はどこも同じような仕事になりがちな部分もあって、地方上級での面接の志望動機を考えるのは大変だと思いますよ。他の自治体と差別化できないですから。そこも地方上級の面接の難易度の高さの一因になると思いますね。
地方上級の面接においては圧迫面接というのも実はありえます。これは民間のみならず公務員試験でも普通に行われていることもあるので、驚くほどではないのですが。しかし、地方上級でも圧迫面接があるというのは知っておきましょう。ただ、公務員試験の圧迫面接というのは、たいていの場合で民間企業ほどのものではないです。民間企業の圧迫面接にもいろいろなモノがありますけど、世間で問題視されている圧迫ではないと思われます。地方上級では、それぞれの自治体で少し傾向が異なるかもしれませんが、本当に受験生を侮辱したりする感じのものよりは、地方上級の面接は追求が厳しい感じの圧迫面接が多いと思うのです。言ってしまえば、面接官が1つの質問に固執して、受験生の回答に納得しないで、何度も何度も別角度から質問をしていくような感じですかね?しつこいと感じることもあるかもしれませんが、こういうのは公務員試験では擬似圧迫面接と言ったりするみたいですけどね。これを乗り越えられるか?が鍵ですし、ここも地方上級の面接の難易度の1つのポイントでしょうか。厳しく質問をしてくる、そして追及があるというのが1つ特徴だと思います。
地方上級の面接対策ではいろいろな点を考慮していかないといけないでしょう。地方上級の面接の倍率はそんなに高いわけではないですし、地方上級の面接の難易度は標準くらいかもしれない。地方上級の面接よりも難しいところはたくさんあります。したがって、地方上級の面接対策はある程度ポイントが見えていると思うので、それに沿ってやっていけば良いです。地方上級の面接の対策はあらゆる試験種に通用するものですから、そこで行ったことは併願する試験種においても面接を受けるときには役に立つと思います。地方上級ではどこを受けるか?で面接の内容や倍率は変わりますけど、圧迫面接などへの対応も併せて、しっかりと対策をしていければ良いと思います。その結果、絶対に受かるとは言えませんし、落ちることもありますけど、平均の倍率などから導き出した地方上級の面接の難易度ならば、受かる見込みは全員にそれなりにあるのではないでしょうか?

大卒程度公務員 面接対策ハンドブック 2017年度
- 作者: 資格試験研究会
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2016/04/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
あわせて読みたい記事
- 特別区の面接での3分のプレゼンにおける強み(自己PR)と志望動機の考え方の例
- 公務員試験の面接で併願先の状況や合否結果を質問する意図や理由が不明すぎる件
- 国家総合職の人事院面接の対策ではよく聞かれること、頻出の質問で評価されることが大切
- 公務員試験の面接の評価基準で重要なやってみたい仕事とやりたくない仕事の答え方の例
- 警察官の面接で彼女や結婚相手を聞く意味は?身辺調査の範囲はどこまで?何親等まで?
- 公務員の臨時職員から正規職員の登用は無理?評判は?年収、給料はそこそこでボーナスもある
- 公務員試験の面接の練習で予備校の講座や模擬面接は役に立たない?
- 警視庁の警察官の教養、漢字の筆記のボーダーは初回特典で変動する?
- 公務員試験の面接に呼ばれる順番は成績順という噂は嘘?本当?
- 公務員試験の行政職に理系が挑む難易度は?勉強法次第で文系より有利?