大学受験の社会科で地理を選ぶという方も多くいると思うんですけど、地理は非常に難易度が高いです。地理は私は少しだけ勉強しましたが、独特の難しさがあります。平均点をとるのは楽だが、高得点はとりづらい科目じゃないか?と思います。地理でセンター試験を9割とか、8割とりたいと思っている受験生や高校生は、地理を選ぶときには本当に気をつけた方が良いです。地理は向き、不向きが1番大きいと思います。日本史、世界史、政治経済もそうですけど、地理はリスクが大きいですね。6割、7割であれば、他の科目と同様のとりやすさじゃないか?と思いますが、8割、9割だと一気に難易度が上がるのと難関大学の一般入試を受けるときには、地理は相当厳しいかもしれません。地理を選択するのに向いている人は、元々地理が好きか、地理が得意な人でしょう。そうじゃない人は日本史、世界史、政治経済を選んでおいた方が無難だと思うのです。暗記科目じゃないと言われることもありますが、それは一部は当たっているでしょう。安定しないと言われている地理で高得点をとるためのおすすめ参考書なども最後に載せておきます。
地理が他の社会科の科目と違うのは、暗記の仕方なんです。暗記じゃなくて、応用力も必要という部分もありますけど、日本史も世界史も政治経済も既存の出来事とか、概要の暗記が中心です。政治経済は一部時事もありますけどね。でも、地理は既存の暗記もあるが、今実際に起きていることの暗記もそうですし、すでに暗記したことが変わる可能性もあるのです。そこが辛いです。例えば、生産物の統計とかは2000年に暗記したものが、2010年では生きないこともあります。世界は動いているのです。この統計に関しては地理の難易度を上げている1つの原因になると思いますよ。覚えられるならば覚えても良いとは思いますけど、こういうのは予備校の講師に言わせると覚えるのではなく、仕組みを理解した方が良いということみたいですね。どういう国がどういう生産物において上位にきているのか?はだいたい理屈で説明できるみたいで、ランキングみたいなのを暗記しなくても、すぐに分かるんだそうです。でも、受験生は地理のプロではないから、やっぱり覚えていた方が確実だと思って、どうしても暗記に走りますよね。どっちが正解とは言えないと思いますけど、暗記をするのは大変だし、理屈を理解して応用させるのも大変ということで、ここが1つ地理の難しい部分だと思います。
実際、こういう統計問題では、例えばバナナの生産量どこが世界1位か?っていうと、フィリピン?エクアドル?いやいや、どっちでもありません。正解はインドです。なぜか?っていうと、人口が多いからですね。バナナだけに限るわけではないが、輸出量人口に比例する性質があります。それは生産量っていうのは、自国で賄える量を生産し、余ったものを輸出しているので、自国民の数が多ければ多いほど、生産量も多くなるという理屈があるからです。だから、バナナというとフィリピンやエクアドルが有名かもしれませんが、生産量では1位になっているわけではないのです。こういった理屈は説明されれば理解できても、それを使って実際の問題を解けといわれても、誰もができるわけじゃないし、やっぱり多くの受験生は不安なのです。だから、暗記してしまおうと考えるのは自然だと思いますが、そっちも現実的には量が多すぎて大変ということになります。だから、地理で高得点をとるには、この理屈を理解して当てはめて問題を解く技術、いかに暗記に頼らないで点数をとれるか?これができる人じゃないと厳しいのではないか?と思います。
そして、大学受験の地理の勉強法ですが、暗記しないといけない部分は往々にしてあるので、それは暗記していきましょう。あとはセンター試験や大学別の赤本を解くいて、地理はどういう問題が出るのか?の傾向を確認することが大事です。これは問題を解いて答えを覚えるというのもありますけど、こういう問題が出るから、じゃあこういうことに気を配っていれば、こういう問題で必要になる知識が得られそうだという予測にも使ってほしいですね。先ほども言ったように地理は過去の出来事のみではなく、現在進行形で起きている問題も出ることがあるので、ニュースや新聞に目を光らせていないと解けない問題も出る可能性があります。知識さえあれば解けるような問題も多くあるので、それは覚えていれば良いのですが、地理のセンター試験で8割や9割を狙っている人は暗記だけじゃ無理だと思うので、そういうアンテナを光らせて、どんどん必要な知識を吸収していこうとする貪欲さも必要になるでしょう。地理は統計の問題も厄介ですし、暗記で解けるのは全てではないので、地理で高得点を狙うにはそういう素養も必要なのです。地理は安定しない科目の1つでしょうから、なかなか難しいとは思いますけどね。
地理はセンター試験の勉強法はとにかく先ほど言ったように過去問をやることです。地理は過去問さえやれば、7割くらいはとれると思いますが、8割、9割とるには、過去問をやりつつ、別の参考書を使って知識を多く入れつつ、ニュースや新聞で最新の動向にも目を光らせつつ、暗記だけに頼らないで問題を解く力を身につけないと厳しいかもしれません。だからこそ、地理は安定しないし、向き不向きが大きいのです。こういったことができる人のみが地理を選んで欲しいと思いますが、すでに選んで勉強をしている人はこういった地理のセンター試験の対策をしていくと良いでしょう。私立大学の一般入試などでも一緒ですね。過去問を使って解きつつ、他のこともやっていくということです。理系の生徒で社会科で地理を選ぶ人が最近多いらしいですが、それはやはり暗記だけに頼らないで問題を解く力が備わっているからかもしれません。そこが大学受験の地理の難易度として難しいところですから、文系じゃダメなわけではないものの、簡単には解けない科目ですよ。地理のセンター試験の対策で使えるおすすめ参考書としては以下のやつですかね。このシリーズは必要な知識をつけるには十分です。これだけで勉強が足りるわけではないものの、考え方や暗記する部分に関してはある程度は足りると思います。地理はセンター試験では参考書も多くないですし、選択肢もそんなにないですから、やはりこれが地理のセンターの参考書では1番おすすめですかね。大学受験の地理は安定しない科目ではあるものの、地理のセンター試験で8割や9割を狙う人や難関大学の入試で使う人は地理の勉強法や対策は工夫していかないといけないと思います。難関大学の大学受験やセンター試験の地理で高得点を狙うならば暗記のみではなくて、それ以外の素養もつけて解いていく癖をつけていかないといけないでしょう。

改訂版 センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本
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