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生活保護などセーフティネットがザルだから刑務所に入りたい人が増えている

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日本の場合、いや、他の国でもそうかもしれないが、刑務所では最低限の生活が出来ることが多い。そこでの暮らしは自由が少ないから、決して良いとは思えないが、最低限の衣食住が全部揃う。人によってはそっちの方が暮らしぶりが良いのでは?と客観的に思えてくる側面もあるかもしれない。刑務所には入りたくないと思う人間が大半だと思うが、それは刑務所の生活の方が生活水準が落ちるから。そして、自由度も下がるからだ。だから、大半の人間は刑務所に入りたいとは思わない。しかし、世の中には刑務所の方が生活が充実する例もあるだろうし、積極的に刑務所に入りたいと思っている人がいる。実際そういう目的で犯罪を犯し、刑務所に服役する例もあるらしい。まあ、はっきり予想できたことだよね。とは思う。この国では生活保護などのセーフティネットがザルだから、頭の良い人は刑務所生活を志向するのも無理もない。というか、彼らにとってほとんどリスクというものがない。犯罪を犯すことは、たいていの人間にはリスクがあるはず。

 

それは個人的な信用や名誉の問題です。しかし、例えばホームレスの人に良いイメージをを持っている人は少ないように、ホームレスの人は通常の時点で信用や名誉の問題が、一般人の見方からすると劣ってしまっているように見える。それをホームレスの人自身が感じているならば、通常の時点でそうなっているなら、そこから犯罪を犯しても、もう信用や名誉がさらに落ちる余地が少ない。また、彼らは普通に生活をしているだけでも、生活に苦しい。刑務所に入れば、それはそれで苦しい面もあるが、少なくとも餓死する恐怖からは解放される。彼らにとっては犯罪を犯すリスクがほとんどない。通常の人は犯罪を犯せば、刑務所に入り、生活水準が今より下がる。ある意味、それがストッパーの役割のうちの一部を果たしている。しかし、ホームレスのような人は、犯罪を犯して刑務所に入れば生活水準が上がる可能性があるし、元々社会からの信用がないと多くから思われている原状があるならば、一般人に存在している心のストッパーが効かない。つまり彼らにしてみれば犯罪を犯すことはローリスクハイリターンの状態に近い。そこで、犯罪を犯し、刑務所の入りたいと思う願望が出てくる。犯罪を犯して捕まっても刑務所に入れればちゃんと家もあるし、飯もあるし、服もあるし、仮に捕まらなかったら、例えば窃盗を働いたら、盗んだお金を使って一時的に生活水準が上がるわけだ。

 

お分かりだろうか?彼らにとって犯罪を犯した結果、捕まっても、捕まらなくても、今までの暮らしぶりよりも豊かになる可能性がある。まさにローリスク、いやノーリスクハイリターンとも呼べるかもしれない。彼らにとって犯罪を犯すリスクがない、犯罪を犯せば、結果がどっちになっても、生活が豊かになるなら、そりゃそういう行動に出るだろうね。こういう人間が生まれた時点で、完全に国の失態でしょう。刑務所に服役するっていうのは、ある意味犯罪に対する抑止力の意味もあるのだが、その抑止力が全く効かないような人を生み出しているのです。彼らのような人たちは社会から手を差し伸べられる機会が少ない。つまり、当然家がない段階で仕事もろくにできないわけだから、ホームレスの人がホームレスを抜け出すことは極めて困難です。彼らがホームレスを抜け出すには、刑務所に入るのが現実的に1番可能性が高いってことになってしまう。頭が良いというか、狡猾だなと思います。でも、だからといって、多くお人は彼らが犯罪に手を染めるのを許しはしないでしょう。でも、彼らをどうにかしてくれるのか?って言ったら何もしないはず。つまり、彼らはそのままずっとホームレスやってろ!って突き放す態度をとる人間が多いと思う。そして、彼らは益々社会に対して恨みを持つでしょうね。いずれ、あの秋葉原の事件みたいなのがまた起きそうな気がする。

 

以前、酒井法子氏が「日本は失敗した人に対して厳しい。まるで集団いじめのように叩くから、益々孤立する」といったようなことが言われていて、「お前が言うな!」という非難の嵐だったと思うが、個人的にはこの言葉にはかなり賛同する。っていうか、これを言われた側もかなり図星って感じでしょう。だって、「お前が言うな」ってセリフは、言った本人が実際に失敗をした人間だから説得力がないという意味で使われているのだと思います。ってことは発言内容それ自体には反論できていないわけだから、ある意味、発言内容自体の正当性は認めてしまっているわけですよ。つまり、同じセリフを別の誰かが言えばよかったという話になる。ということで、私が言わせてもらいます。そもそも、失敗した人を叩く風潮っていうのは、実際にあるが、それがそもそも正しいか?っていうと、そうは思えない。というか、法律の話になるけど、犯罪者だろうが罵詈雑言を浴びせれば、内容によっては名誉毀損、侮辱罪にそれぞれ該当する。犯罪者はどんなことを言われても仕方ないんだという、法律を越えて、都合の良い勝手な理屈で叩く人間は大勢いるけど、自ら犯罪に類する行為をしてきながら、「お前が言うな!」というセリフは、そっくりそのまま、その人に返したいと思う。

 

これは1つの例に過ぎないけど、日本っていうのは、ホームレスの例も含めて、1度失敗をするとなかなか這い上がれないシステムだ。それは就職とかでも言われる。ストレートで正社員になれないと、以降正社員になれる確率が一気に下がってしまうと言われている。ホームレスの例も、酒井法子氏の例も、失敗した人が這い上がれないシステムに国がなっているならば、もはや刑務所目当てか?どうかは分からないものの、結局犯罪に手を染める人間は増えるだろう。それが良いっていうのならば、今後もそういう対応をすれば良い。私はそういう世の中は嫌なので、そういう人たちは責めません。というか、責める気になれない。生活保護を違法に断られたりして、本来のセーフティネットが受けられない人が多くいると思うが、そういう人が「じゃあ、犯罪を犯して刑務所入ってきますね」と言えば、対応した職員の態度も変わるかもしれないですね。

 

刑務所わず。 塀の中では言えないホントの話

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