世の中から、学校からいじめがなくならない。そりゃ当たり前だと思わずにはいられない。いじめがなくならない原因はなんでしょうか?どこに理由があるのでしょうか?いじめっていうと学校で児童や生徒が巻き込まれるものみたいな印象かもしれないが、大人だって平気でやっているだろうと思う。例を挙げればいくらでもあると思うが、最近の話題だと、本当にまだやっているのか?と思うくらいに芸能人のスキャンダルを追い回すマスコミとか、そのスキャンダルにかこつけて叩く同じく芸能人や一般人など、彼らがやっているのは完全にいじめだろう。例えば、某芸能人が不倫をしたとしてニュースとして流しているマスコミやそのニュースにたいして好き放題言って本人の名誉を毀損している一般人、一般人だけじゃない、同じく叩く芸能人もいる。完全にこれはいじめだな。もはや学校の域を超えて、社会全体に及んでいるレベルだからこそ、本人らも救いを求めようがない。学校のいじめは学校を辞めれば、抜け出せば、一応いじめは終わるが、世間が一体となっていじめている現状では、もはや本人らは抜け出す余地がない。
不倫をした点が落ち度だというのはその通りかもしれないが、そもそもそれが落ち度だとして、いじめて良い理由になるのか?マスコミや一般人がやっているのは完全に名誉毀損行為であり、本人が訴えれば犯罪として成立するレベルだ。いじめというか犯罪に行為に等しい。いくら不倫が落ち度といっても、不倫に対して刑法上の犯罪でやり返すのが、どう考えても正しいとは思えない。それに各自が勝手に判断して、落ち度がある人間にはいじめをしても構わないというのであれば、それは結局学校で行われているいじめも、各自生徒がいじめられる原因を作ったほうが悪いと判断していじめて良いのと変わらないだろう。もはや世間の多くの大人の対応を見ていると、彼らはいじめ自体を肯定しているんだなと思わずにはいられないのです。以前、2ちゃんねる元管理人の西村博之氏がネットの誹謗中傷が何故なくならないのか?について考察していたのだが、彼によると、結局確率の問題らしい。すなわち特定の個人を誹謗中傷しているのは1人や2人ではなく大勢いるから、まず自分のところに来ないと。ピンポンダッシュと同じで、バレたら怒られるけど、まずバレないだろう。という軽い気持ちでやっている。
言われてみればその通りだろうなとしか言いようがないが、不倫に限らないけど、芸能人などスキャンダルを叩くのはそりゃ全国にたくさんいる。当然、叩かれている本人が訴える可能性は低いし、これだけ大勢いれば自分たちが訴えられることなんてないだろうとたかをくくっているのでしょう。私だったら何かしらの行動に出るかもしれない。ナンだっけ?スマイリーきくちさんだっけ?あの事件は酷かったな。あの事件でも、結局本人を誹謗中傷していた人の名前などは出ないわけだ。本人がそういう選択肢をとらなかったから。さすがにあのレベルまでいったら、私なら絶対にただじゃおかないと思う。あの事件は落ち度もくそもないレベルだったから、叩いてた連中を擁護のしようがない。ああいった事件は顕著だとしても、有名な芸能人ともなれば、その数は膨大すぎるため、とても対応できない。でも、仮に膨大だったとしても、全員は無理なだけで一部でもできるならやる価値はありそうだが。今後の抑止力にもなるかもしれない。
芸能人がこういったことをされたときには、いじめの対抗策としては訴えるしかない。多少なりとも、間違いなく今後の抑止力になると思うがね。いじめがなぜなくならないか?というと、よくいじめられる側が抵抗しない、反撃しないからだ。とも言われる。これも当たり前であり、いじめられる方が何も抵抗しなければサンドバック状態であり、ストレス解消とか、気に食わないからいじめているという動機が多いのだろうから、無抵抗状態なら味をしめて、満足するまでいじめ続けるのが当たり前だ。だから、抵抗すること、いじめをすると自分に返ってくると思わせることが重要なのです。暴力や恐喝など犯罪に該当するものはともかく、例えば、軽い悪口を言うとか、無視をするとか、恐らく犯罪にも該当をしないレベルのいじめは、まさに日本社会で多くの大人が平気でやっているようなことであり、むしろ教師とかの教育者だって隠れてやっている。というか、自覚がなくてやっているようなものだと思いますよ。いじめと何が違うの?ということを大人は平気でやるのだし、むしろ人間に感情がある以上は、そういうのを我慢できない衝動みたいなのもあるのかもしれない。
キラキラネームでいじめられる原因を作ったとして、親のほうを叩く人間も多々いるわけだから、やっぱりいじめ自体を是としている人間は多いんだと実感します。よくいじめられたら子が自殺をしたら、いじめをしている連中に相当な非難が飛ぶが、この中で同様の行為を一切していない人はどれだけいるんだ?と思う。学校のいじめっていうのは、せいぜいいじめをしている側は数人ですから、叩きやすい。でも、例えば芸能人のスキャンダルを的にしてたたきまくっている人間はやまほどいるわけだし、仮に当の芸能人がそれに耐え切れなくなって自殺でもしたら、じゃあ誰が悪いの?これは特定できないわけですよ。もはや日本国民のかなりの部分が全員共犯者になるわけだから。つまり、仮に自殺と言う結果を招いたとしても、お互いがお互いを絶対に叩かないでしょうね。だって、1つのスキャンダルについて、全く本人へ罵声を浴びせていない人間はそんなに多くないだろうから、あまりにも共犯者が多すぎることになり、誰かを叩けば当然自分にも返ってくる。だから、示し合わせてそーっとしてこうと。自殺の原因を作った人間を誰かも叩かないし、誰も叩かれない。どうせそういう状況しか生まれない。なんとも卑怯だとしか思えないが。いじめはよくないとしていながら、自分もどこかで無自覚のうちにいじめに類する行為をしている大人、もはやほぼ全員に当てはまるかもしれないが、そういう大人も卑怯だし、私も多分どこかでやっている可能性もあるので、今後はもういじめに関しては是とも非とも発言しないようにしたい。なくすのは不可能だよ?なくすのは現実的じゃないよ?可能性があるとしたらいじめられた側が反撃しないと無理だよ?くらいのことだけ言っておきたい。主観によって、特定の誰かを、気に入らない誰かを叩いても良いと判断して良いのならば、当然学校で起きているいじめだって良いじゃん?となってしまう。だから、いじめはなくならないんです。いじめも1つの人間の欲求だから。これがいじめがなくならない原因でしょうし、それが人間というのものか。

いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか (講談社現代新書)
- 作者: 内藤朝雄
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