キラキラネームみたいな難読の読み方は法で規制できないのか?とみたいなエントリーが最近話題になったみたいです。どう考えても無理だろうと思うよ国が当て字を認めている以上は、国としてはいろいろな表現方法を認めているということでしょうか。さて、今日見つけたブログの記事で「キラキラネーム 規制すべきとまでは思わないが、親の品格が問われる」というものがありました。以下で引用したように、この記事を書いたのは猪野亨さんという弁護士らしいですが、この人はキラキラネームを読めない、読みづらいという理由で批判していますが、この「亨」という字は読みづらくないのでしょうか?私が知っているだけでも「とおる」、「あきら」、「りょう」の3つは人名としての読み方が存在しています。どれが1番多いのか?はワカラナイが、なんとなく「とおる」かな?と思う。この弁護士の名前も「とおる」でしたね。
>キラキラネームは、全く読めないのですが、同じ漢字でも違う読み方をする場合も「読めない」ということになり、人名は読み方は、常に確認が必要となります。
だからキラキラネームがいいかと言われれば、やはり私も違和感があります。
なぜなら、キラキラネームは絶対に読めないものだからです。
以前の私の体験になりますが、そのようなキラキラネームに遭遇したとき、その母親に「読めないですね~」と言ったら、得意顔をされ、閉口しました。別に褒めたわけではないのですが、「読めない」ことに何らかの優越感に浸っているようでした。
私は、やはりここに違和感の第一があるように思いました。
まさに親のエゴというか、自己満足なのです。
確かにキラキラネームは読みづらいし、同じ漢字を使っていても複数の読み方がある。例えば「皇帝」という名前は、だいたい「しいざあ」、「こうた」、「みかど」、「れおん」といった読み方があるらしい。確かに知識がないと、見当がつかない読み方かもしれないが、それは亨だってそうろうと思う。正直言って、亨という字はいつ習ったか?も分からないくらいに難しい字だと思う。私が何故この字を知っているか?というと、プロ野球選手でこの字を使っている人がいたから。だから読めるだけ。たまたま読めたんです。学校で習う機会はほとんどない漢字だと思う。つまり、読み方が1通りも分からない人間はいると思うよ。そして、知識があればある人ほど、複数の読み方を知っているから、私みたいに3通りの読み方が浮かんでしまうわけだから、結局どれが正しいのか?分からない。さらにメジャーな名前だと「剛」という字がある。これは「つよし」、「ごう」、「たけし」、「たかし」など、4通りは最低人名としての読み方がある。また迷うなこれ。読みづらいからダメとか言っちゃうと、こういうごくありふれた漢字を使った名前すらダメだということになりますが。それで良いんですかね?
この「皇帝」という名前も割と最近メジャーになってきた名前だろうから、あと1年くらいすれば数としては増えるんじゃないか?私も今回の記事を読むまで、少なくとも「皇帝」が「しいざあ」と読むことは知っていた。それ以外にも読み方はあるようだが、1通りくらいはなんとか分かる名前も多い。「亨」だと、「とおる」くらいは読める大人が多いんじゃないか?と思う。ただ、「亨」さんが全員「とおる」と読むとは限らないが。この猪野弁護士の理屈で言うと、読めない名前はダメらしいが、「亨」だって読めない人間は普通にいるだろうに。少なくとも見当はつくかもしれないが自信を持って正解できる名前ではない。皇帝に関してももちろん自信はないだろうが、しいざあくん、またはしいざあさんですか?と言えば、そこそこの割合で当たるんじゃないか?と思う。何でこういう「皇帝」という名前がよく話題に出るか?っていうと、キラキラネームの代表格になっているからでしょう?それは皇帝という名前を付ける親が多いからだ。つまり、皇帝くん、皇帝ちゃんは結構な割合で多い名前だということになる、つまり、人口が増えれば増えるだけ、その名前に出くわす率も高くなり、人々が皇帝の読み方を知っていく機会も増える。
実際、私は「皇帝」の正解率と「亨」の正解率はそんなに大差ないと思うのです。皇帝をしいざあと読むことを知っている人は案外多いんじゃないか?と思う。逆に「亨」という字の読み方をどれだけの人間が知っているだろうか?知っていたとしても、必ず当たる保証がない。つまり、読みづらい名前がダメならば、当然読み方の候補が少ない名前の方が良いということになる。つまり先ほど出した「剛」という名前は一般的な読みからして、4通りもあるから、これは弁護士の意見からすると望ましくない名前となるのでしょう。4択なら3択、3択なら2択の方が良いということになる。そして、読み方が全く見当もできない名前はキラキラネームもそうだが、当て字とかも使うべきじゃないってことですよね。当て字なんかキラキラネーム以上に読めないですよ。以前MBS(関東などではTBSで放送)で深夜にやっていた「ロケみつ」という番組があるのだが、そこで「名前難ナンブログ旅」という企画があって、道行く人に名前を尋ねて、今まで読み間違えされたことのある人だけをターゲットに、その名前を当てると、すごろくの要領で前に進んでいけるというものがあったのだが、いやー、世の中にこんなに難しい名前があったんだ!と思わせるような内容でした。いわゆるキラキラネームとは違う、読み方は割と普通なんだが、正解を聞けば「これは絶対に読めない!www」と笑ってしまうくらいに難しい名前が世に溢れている。読めない名前を全部否定したら、正直言って、世の中の半分くらいの名前は規制対象になるのでは?と思いますよ。

キラキラネームの大研究 (新潮新書)
- 作者: 伊東ひとみ
- 出版社/メーカー: 新潮社
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