サラリーマンを長くやっていると、会社辞めたいと思うことも多々あるのではないでしょうか?それははっきり言って正常だと思う。好きで働いているわけじゃないだろうし、趣味ではなく、苦役に近い。辞めたいと思うまではいかないとしても、働きたいと積極的に思えている人間なんかいないと思うんだ。「辞めたい」と心から思うってことは、現実的に「辞められない」事情があるってことですよね。辞めたいと思ってすぐに辞められるならば、「辞めたい」と口にする人は少ないと思う。それがサラリーマンの現実でしょう。どうして辞められないか?というと、辞めたら先がどうなるか?分からないからです。大学を卒業して既卒になると就職が厳しくなると言われているが、それがそうならばサラリーマン生活を続けていて、いきなり辞めたら、ドロップアウトしたら、恐らく同じような状況を招く可能性がある。つまり、安寧な生活を続けるのであれば、働き「続ける」しかないというのが、多くの人の感じている現実なんじゃないか?と思う。つまり、休憩が基本的に許されないんだ。
1度退職すると、再就職できないわけじゃないが、再就職できない可能性もある。いわゆる空白期間が続いてしまう。転職をする前提で退職をする場合と違い、例えば留学したいとか、一人旅したいとか、疲れたからちょっと休みたいと思って、一定期間仕事もしていなければ、就職活動もしていないとなると、次の職探しにおいて、多大な影響が出かねない。1度サラリーマン生活を始めると、それを続けるしか平穏な生活を続けられないというのが、サラリーマンの1番の欠点とも言えるのかもしれません。少しでも寄り道をする人間、コースを外れる人間はいらないという社会がここにあるのです。そんなサラリーマンを高みの見物で見ることもあるが、フリーランスとして働いていると、そのあたりの事情は大分緩い。フリーランスは、いつでも休める。仕事に疲れちゃったなー。と思ったならば、例えば1ヶ月間仕事をしないとか、そういうことをしても、その後の仕事にほとんど支障はない。
結構貯金も貯まってきたから、1ヶ月とか休んだとしても、再開したときには以前と同水準の給料が得られやすい。仕事によるかもしれないけどね。不安定と思われているフリーランスも、この点に関しては安定していると言えるかもね。いつでもドロップアウト、小休止が可能で、やりたいことがあれば、長期間休暇をとってやることが現実的に可能です。生きたいように生きやすいというメリットがあるのです。趣味や生活費など使うだけお金を使って、貯金も減ってきたし、そろそろ仕事しないとマズイかな?と思えば、また始めれば良いだけ。
その代わり、仕事は自分で見つけないといけないが、休もうと思えばいつでも休めるし、ある意味、本当に必要なことのためにお金を稼げるわけです。サラリーマンって、仕事をする意味があるとすれば、生きていくためのお金を稼ぐことでしょう。でも、今すぐに稼ぎ始めなくたって良いじゃん?って思っている人もいるかもしれないし、す思えてくる人もいるわけ。先ほども言ったように、サラリーマンていうのは、王道の道をそれることが許されない働き方となっているため、大学を卒業してそのまますぐに就職しないと、一気に難易度が上がってしまうとされているのです。だから、大学卒業の時点であえて働かないといけない必要性に駆られている人ってそうはいないと思う。卒業時点で仕事を持っていないと、お金がない、誰も食わせてくれない、死ぬなんて人まずいないでしょう。つまり、働く必要がないけど、いずれ働く必要性が出たときのために早めに働き始めないといけない。それは働き始めた後もそうで、十分お金稼いだ。しばらく仕事しなくても問題ないな。と思っても、そこで1度辞めてしまうと、職がその後続かなくなる可能性がある。だから、必要がなくなっても、いずれまた仕事を始める予定があるというのであれば、働く必要性がない状態でも引き続き働かないといけない。
つまり、凄い無駄が多い働き方に思えてきます。稼いだお金は現時点で必要ないとしても、それを元にして完全リタイアもできないこともないから、必要がなくても必要ない稼ぎすぎたお金を使って、仕事一切しないと決める人もいるので、そういう生き方をする人にとっては意味があるかもしれないですね。ただ、そういったリタイア生活者はまだ少数派で、多くの人は65歳まで働き続ける。それまで稼いだお金を使って、高い家を買うとか、車を買うとか、それなりに贅沢をしている人もいるが、贅沢なんかできなくて良いから、とにかく働く必要のないときは働きたくないと思っている人間からすれば、いくらたくさん稼げたとしても、そんなの嬉しくないと思っている人もいそうです。実際、今の若者は仕事が忙しくなったり、責任が重くなるくらいなら出世なんかしたくないと思っている人も多いようで、お金よりもいかに働かないか?を志向しているよう野も思えます。
だから、多くのサラリーマンにとっては現在進行形で「(今は働く必要性がないから)働きたくない」とか、それによって「会社辞めたい」という気持ちが芽生えているのは、もはや当然だと思う。辞めたいときに辞められない。仕事を始めたいときに、好きなタイミングで始められない。そういう不都合なところにサラリーマンとして苦しむ人の原因があるのではないか?とおもいます。他にも労働時間が長すぎる、パワハラが多くて困っている、人間関係で鬱になる人もいるくらいです。すでに説明したようなサラリーマン特有な、それぞれにおいて仕事を始めたいときに自由に始められない、(再就職に影響が出るから)辞めたいときに辞められない苦しみは年齢関係ないでしょう。新卒で入って1ヶ月とか、3ヶ月とかの人、長く働いてきた40代、50代の人とかも関係ないと思う。働く必要性がないと感じるとき、そしてちょっと働くの休憩したいと思うときは誰しもがあると思う。そんな苦しいサラリーマンを多くの人が選んでいるのは不思議な感じではあるけど。選ばざるを得ないといった方が良いかもしれないか。サラリーマンはサラリーマンの良いところも確実にあるだろうが、私に言わせてみれば、このデメリットの部分があまりに大きすぎて正社員を選ぶ気にはなれない。雇われて働くならバイトの方が良いと思っています。

「もうこの会社やめたい」と思ったとき読む本
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