夏休みの宿題が終わってない子もたくさんいるんじゃないかな?と思うのだが、こういうときに便利なのが宿題代行業でしょうか?非常に多くの親御さんたちが利用しているようです。2週間くらい前かな?のフジテレビ「ネプリーグ」のパーセントバルーンってコーナーで、「子供の夏休みの宿題を手伝う親は何%?」というクイズがあって、確か正解は80%台だったと思うが、私はこれを見て予想以上だった。結局親は手伝うんだなと思った。私が子供の頃を思い返してみても、手伝ってもらわなかった年は多分ない。それくらいに親が何らかの形で協力していたと思う。親にとっても宿題というのは、そういう認識なんだと改めて思うわけです。ただ、宿題を手伝うこともそうだが、宿題代行業を使う親とか子供は非難されているわけですよね。違法でもないらしいので、後は本人の自由ということになってしまうが。宿題を自力でやらないと何がいけないんですかね?
宿題が一応学校がやれと言ったモノだから、その学校の指示に従わないのが悪いとなれば、制度的な枠組みの中でしか批判できない。つまり、宿題はやるものだ!そう決まってるんだ!としか批判ができないとしたら、それは制度的な側面から批判をしていることになるから、宿題をやらなくて制度的に成績が下げられることを呑むなら、やらなくてOKという解釈も可能でしょう。決まっているからやらないといけないという理由は非常に弱い。ただ、決まっているからやらないといけない。宿題ってのはやるもんだと。そう決まっているんだ!となるとね、そもそも学校に行かない子供がいるわけですよ。いわゆる不登校と呼ばれている子達です。私は同じく彼らを批判するつもりはない。行きたくないんだったら行かなくて良いと思うが、宿題代行業への批判は多くあるのに、不登校への批判はほぼ聞かないのは何故だろう?同じ不作為でも、明らかに不登校の方が程度が重いでしょう。宿題をやらない子は、一応それ以外の建前上必要なコトは行っているということでしょう。学校の中の枠組みの中で、逸脱しているのは唯一宿題をやってこないこと。ただ、不登校の子っていうのは、そもそも学校にすら行っていないので、学校にかかわる全てのことをやっていない。
明らかにこちらの方が不作為の程度として重いし、宿題をやらない以前の問題だと思うのだが。何故か、こっちへの批判はほぼないのだが、私はこれが結構疑問です。小学校、中学校であれば、一応義務教育であり、憲法上は子供目線から見たら権利なんだから、行かないといけない理屈はない。ただ、一応建前上は「行くべき」という認識が国民の多くにはあるのではないでしょうか?仮に憲法上の理屈をそのまま適用して、行かなくても良いでしょうという認識があるのならば、学校に行かないという根本が許されるのならば、その中の一部分に過ぎない「宿題をやらない」が何故批判されるのか?はワカラナイ。不登校になれば、学校を卒業できない。つまり、学歴として残らないという不利を受けるわけですよね。宿題も同じでしょう。宿題をやらなければ、それが成績に影響するという不利を受ける。つまり、不利を受けることを呑むならば、宿題やらなくたって良いでしょ?が通ってしまうのです。それが通らないならば不登校の子供は宿題をやらない子以上に批判を受けなければおかしい。
私は宿題をやらない子も批判するつもりはないし、不登校の子を批判するつもりもない。不登校の子は将来的なことをも考えると、心配になる部分もあるわけだが、その家庭の問題だから口出しはしない。宿題についても、以前「夏休みの宿題の読書感想文はいらない、必要ない、コピペで良い - 就職しないで、ブロガーになった人のBlog」の記事でもちょっと書いたのだが、学校から言われたことをそのまま素直にやってくるいわゆる「良い子」よりも、宿題をやる意義や必要性を考えて、それをやらないことよりもやることの方がどうメリットが大きいのか?そういった比較検討をしたうえで、改めて宿題をやる、やらないを自主的に選択できる子、結果的に宿題をやらなければいわゆる「悪い子」になるわけだが、その悪い子の方が人間的に見たら優秀にも思えてくる。今の日本社会で生きていくうえでは、能力が高いと言えるのは後者の人間でしょう。空気を読んで、他の人と同じような生き方をして、言われたことに素直に従う、いわゆる思考停止に陥ってしまう人間よりも、場合によっては空気を読まない、他人とは違う生き方をする、言われたことの内容を自分なりに吟味して咀嚼し、考える力を持った人間の方が今の世の中では有能な人間になれそうな気がします。ホリエモンみたいな人間はまさにこのタイプの人間でしょう。
宿題代行の問題点を唯一あげるとすれば、嘘をつくことになること、教師を騙すことになることくらいかな?と思う。「宿題は自力でやりましょう!」みたいなことを事前に言われてない限りは、誰かに頼んだりすることは許容されるのかもしれないが、一応暗黙の了解として、宿題は基本的には自分でやるというルールが存在していると思います。暗黙の了解だから守らなくても良いのかもしれないが、教師や教育関係者の言い分としては、そういう騙しているとか、嘘をついているという反論もあるでしょう。ただね、冒頭でも述べたように80%以上の親は子供の宿題を手伝っているという。80%以上の親は少なからず教師を騙しているわけだ。そうなれば、世の中でこういう批判ができる人間は相当限られてくる。親が宿題を手伝うということについては部分的な話なんだろうけど、それくらいなら問題ないんじゃね?という意見の方が多いかもしれない。そうなれば、同じく部分的ならば宿題代行業を利用するのも批判される問題でもない気がしていきます。夏休みの宿題が終わってない子は毎年多くいると思うが、最終手段として、宿題代行業に頼るという手もあるということですね。

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