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考察を深めると人生観が変わる「シュタインズゲート」という作品

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ゲームが原作で、アニメ化、映画化もされた人気作品「シュタインズゲート」という作品があります。これは2011年にアニメ化され、全24話が放送されました。今、ちょうどニコニコ動画で、再放送を毎週金曜日の21時半頃から放送しています。だから、興味のある人は是非見てほしいのですが、このシュタインズゲートというアニメは、全般的には理系要素満載で、文系にはあまり理解しがたいというか、理系でも理解しがたい要素が満載です。簡単にストーリーを言ってしまうと、ひょんなことからタイムリープ、現在から過去にメールを来ることができる装置を開発し、それによって過去を変えようとするタイムマシンといって良いのかな?これを開発した数人のラボラトリーのメンバーがいたわけ。それを半ば面白半分で作成し、過去改変を行なった結果、その過去が変わった現在における未来が絶望に満ちることをラボラトリーのメンバーが知る。その未来をなんとか変えるため、作り出したタイムマシンを使い、試行錯誤、奮闘するラボラトリーの様子を描いたのがこのシュタインズゲートです。

 

SFやサスペンスの要素もあるのかな?正直言って、24話のうち最初から3分の1くらいまでは、のほほんとした日常の描写が続いていて、今後訪れるその後の激動の展開なんて全く予想ができない。10話過ぎくらいから徐々に平凡な日常に陰りが見え出し、彼らラボラトリーのメンバーはとんでもない状況へと追い込まれる。のほほーんとした日常から一気にシリアスな場面へと叩きつけられるのは、「ひぐらしのなく頃に」を見たとき以来です。あれも凄かったけどね。ただ、ひぐらしのシリアス具合とは全然気がする。それはひぐらしはオカルト的要素が多く、これは作り話だと思って見れていたから。ただ、シュタインズゲートは作り話とは思えない。近い将来、実際これと同じことがあるんじゃないか?と、そんな気にさせてくる。科学技術や何かしらの陰謀によって、こういう未来がくるんじゃないか?と、そんな気にさせる、何ともリアルな感じが出ているのです。

 

ドラゴンボールZの作中で、人造人間17号、18号によってめちゃくちゃにされた未来からタイムマシンに乗ってきたトランクスがいる。彼が過去に来た理由は、過去を変えることによって絶望的な未来を変えるためだった。トランクスが過去にきたことによって、当初進行するはずだった未来は徐々に変わっていく。このドラゴンボールZの場合は、トランクスがきたことによって変わった方の未来では、本来の未来でトランクス以外死んでいたZ戦士が孫悟空を除き、全員生き残り、とりあえず良かったとなるのかもしれない。未来のトランクス自身も、過去に来たことで戦闘力を大幅に上げ、未来に帰って人造人間17号、18号、そして過去に来たことでその存在を知ることになったセルをも圧倒的な力で倒すことができ、こちらも良かったとなるかもしれない。さて、シュタインズゲートは、そう単純にはいかない。過去を変えることで、その変えた過去から派生して、いろいろな過去が変わる。例えば、誰かが死ぬ運命にあるとき、その死ぬ状況を生み出さないために過去を変えると、別の誰かが死ぬ。そういうジレンマともいえる状況に悩みぬく。

 

この物語では、過去に行ったり来たりを繰り返すために、時間的感覚やその時間が移動したことによる時間の整理がつきづらく、私もそうだが、見ている人からするとちょっと状況が飲み込めなくなってくるかもしれない。ただ、本当に近未来的な話ではあるが、現実にないとはいえない未来なんじゃないか?とも思えてくるし、アニメーション作品だが、実話っぽく感じられてくる。この作品を見た人からの感想を見ると、いずれも好評です。私も久し振りに、続きが早く見たくてしょうがないアニメに出会えた。タイムマシンができたら人類はどうするんだろうか?というか、そもそもタイムマシンはできるんだろうか?作品の第1話はタイムマシンの否定から始まるわけだが、今のところ、この2015年現在でもタイムマシンは作られそうにない。タイムマシンができたら、多くの人は過去に行きたいと思うんじゃないか?未来は見るのが怖いが、過去はすでに体験したことであり、気軽に行けてしまうかもしれない。そして、黒歴史を変えたいとか、何らかの過去改変をする人も出てくるかもしれない。それは本当に正しい選択なんだろうか?過去を変えるということは、未来がよくなるとは限らない。未来は確かに変わるが、それは良い変わり方なのか?そして、自分自身は変わった未来を満喫するかもしれないが、その影で変わった未来に悲しみ、打ちひしがれている人もいるかもしれない。逆に過去を変えないと、その逆もありうる。このシュタインズゲートを見てしまうと、とてもじゃないがタイムマシンが実用可能になったとしても、過去に行きたいとは思わないし、過去を変えたいとは思わない。そもそも、タイムマシンなんか全く信じちゃいないが。

 

シュタインズゲートで、とても印象的なシーンがあります。それは1本のロープは、多くの縄が絡まって出来ている。だからこそ、多くの縄がそれぞれの世界線(過去改変によって変えられたそれぞれの未来)だとすると、過去改変によって変えられた未来はそれぞれ違った道を歩むが、最終的には同じ運命に終息する。いくつものの縄はそれぞれ独立して存在しているが、結局1本のロープとなって1つの個体になる。過去を変えることにより、運命を変えたつもりでも、結局変わっていない。それが運命であり、人生なのかもしれない。だから、あのときこうしなければとか、こうしていれば!なんてのは考えるだけ無駄なのかもしれない。生まれたときからこうなる運命であった。それはつまり、自分の意思で下したと思われる決断や行動は全て傍観者である運命によって操作されていることなのかもしれない。今、私がありえない行動をいたとしても、それは運命によって予定された行動なのかもしれない。ただ、運命に従って生きていくのが人類であり、生き物なのかもしれないのです。

 

 

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