10月1日には楽しみという人や不安という人も大勢いると思いますが、内定式が開催される可能性があります。内定式は就職活動みたいに面接をやったりはないものの、それはそれで緊張する場だと思います。だって、企業の目上の人、後に上司になるかもしれない人や一緒に働くことになる同期と合うわけですから。そりゃ緊張もしますよね。ただ、それは当然としか良いようがないので、気をつけるべきことを守れれば良いのではないでしょうか?内定式はただの受身じゃダメな場合があります。それは自己紹介や決意表明、入社してからの抱負などを述べないといけないシーンがある可能性もあります。また、同期になる人たちや上司になるかもしれない先輩社員に対して、積極的に声をかけていかないと、ぼっち気味になってしまう可能性があるからです。内定式において、大切なのは先輩社員などの話を真剣に聞くことは大前提で、それだけじゃなくて、こちらから積極性を持って動いていくことも必要だということです。
ただ、大切なのはそれだけじゃないのです。実は内定式に参加する方の中には、もうすでにここに入社すると決めている人もいれば、まだ迷っているが参加している人もいると思います。これは迷っている人だけじゃなくて、すでに入社する気満々の人にも言いたいのですが、ちゃんとここで大丈夫か?ということを見極めてほしいのです。それはブラック企業か?どうかというのもありますが、自分に合うか?というのもあります。ブラック企業の可能性があるか?というのは勿論のこと、雰囲気とか、そこで働いている人と自分が合うか?どうかは重要です。合わないところで長く働くのはしんどいです。労働条件が厳しいとか、働く時間が長すぎるとかで体調を崩す人もいますが、企業の雰囲気や一緒に働く人の人間関係とかが自分に合わないで同じように働けなくなってしまう人もいますから。だから、そういうところもちゃんと見て欲しいと思います。というか、そういうのは本当は内定前に見極めたい部分ですが、なかなか難しいです。内定式の場においても、どこまで企業が素の姿を見せてくれるか?は分かりませんから、難しいです。ただ、同僚になる人とはそこで初めて会って分かるわけですよね。同僚の存在も大きいです。そこは十分見極められる余地があると思いますから、気の合う人がいるか?とか、ちゃんと仲良くやっていけそうか?とか、自分だけ浮きそうか?を見極めていきましょう。それを見極めるのに必要なのが積極的に声をかけていくということです。
選考を通して、会社の雰囲気や会社で働く一部の人間には触れているとは思いますが、その最終確認が内定式なんです。だから、単純に懇親会の場として捉えるのではなく、ちゃんと自分の中の内定先の最終チェックの場としても捉えた方が良いでしょう。どこまでチェックが出来るか?は疑問ですけど、本当にこれがラストチャンスになるのは間違いないでしょう。入社前に研修などもあって、そこでも見極めるチャンスがあったりしますが、その頃はもう遅いです。研修って、早く始めるところもありますけど、たいていは入社する前の数ヶ月間の間に行なわれると思うので、その時点で、ここは入りたくないと思っても、就職活動をする時間がほとんど残されていません。だからこそ、研修のときに本性を表す企業も一部あるんですよ。以前、話題になりましたよね。入社する前の研修で、穴掘りをさせられたとかいう企業が。これ何の意味があるの?と言う疑問を持った人が大勢いたようですけど、そういうここやっぱり辞退したいと思えるような辞退が就職活動の期間が残されていないようなときに発覚しても遅いのです。だから、厳しいかもしれませんが、内定式においてもちゃんと自分の目を光らせて最終チェックをするつもりでいましょう。入社する気満々で油断はしないように。
同じことは企業側にも言えて、内定者をチェックしている可能性もあります。チェックした結果、内定取り消しになることはまずありません。そう簡単に内定取り消しにはできませんし、企業が好き勝手に行なえるものではありませんからね。ただ、内定者をチェックしているというのは、今後の可能性や成長性などを見ているということですから、内定取り消しにならないまでも、内定式の様子を見て、こいつダメそうだなと思われたら、その人からは何らかの不利益取り扱いや別の新入社員と対応に差が出てくる可能性もあります。それは出世、配属先、どういう仕事を任されるか?とかにも影響があるかもしれません。今は終身雇用などは幻想で、新しくできた企業は30年以内に99%が潰れる時代です。つまり、あなたが入社した企業が、よほどの歴史のあるような大企業でない限りは、23歳で入社するなら、53歳までには潰れている可能性が高いということですから、転職を視野に入れて、終身雇用はありえない前提で働くことが求められている時代とも言えるのではないでしょうか?これから内定式を迎える方は、新入社員として働く準備をする時期でもあるわけですから、会社で仕事を通じて実力を発揮できるように以下の本などを参考にして、入社までの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

入社1年目で頭角を現す人、沈む人
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