夏休みの宿題と言えば、いろいろなものが課されると思うが、中でも読書感想文はいろいろな学校で出されると思うんですよね。私も高校に出された気がする。高校のときに仕方なくやったわけだけど、あれって結局感想文じゃないと思った。というのも、指定された本を買って読んだんだが、当たり前だけど、好きで読んでいるわけじゃないし、好きでその本を選んだわけじゃない。だから、全然面白くない。面白くないから、そもそも感想を書けない。「つまらなかった」とは書けるが、そんな一言で済ませるわけにはいかないし、そもそも感想文全体をつまらないという流れで書くわけにもいかない。実際そう書いたらどうなるのか?分からないが。だから、つまらないことを面白く感じたと捏造するしかないわけ。だから、もはや感想文じゃない。感想捏造文でしょう。こんなことを今年も全国の小学校、中学校、高校でやらせているんでしょう。
感想文と言いながら、自由に感想を書かせてもらえない。本当に自由な感想を書いたら、何を言われるか?分からないし、問題児扱いされるでしょう。だから、読書感想文って、道徳の時間とかと同じじゃないか?と。ある1つの偏った価値観を植えつけようとする時間じゃないか?と思う。つまらないものにつまらないとは言ってはいけないわけだ。捏造した感想文に一体何の意味があるのだろうか?これが漫画OKなら良いと思うんだ。そして、漫画を好きに選ばせてくれると。そしたら、その漫画の良いところ、魅力を好きなだけ書くことができたはず。漫画ならば真の感想文を書ける児童や生徒が一気に増えると思う。今の読書感想文だと、文庫とか好きな人以外は苦痛でしかない。完全に嫌々やっているわけだが、何の意味があるんだろうか?学校と言うのは、意味のないことをやらないといけない場、それを学ぶ場みたいなことを書いている人もいたが、それをやり通すことで、一体何を得られるというのでしょうか?学校を卒業して、意味がないものをやらないといけない瞬間ってあるんですかね?
だから、読書感想文をやらせるならば、対象を広げろと思う。活字の本だけに限らすな。漫画、アニメ、新聞記事、エッセイ、ドラマ、映画、など感想を書けるものならナンだって良いだろう。それらの中から自分がすきに選べる至極の一作を宿題として提出させる方がまだいい気がする。また、今のように活字の本だけを読ませるのならば、感想じゃなくてあらすじでも書かせていたほうが良い。感想を持って、それを記す作業が、実際世の中で今後人生でそれほど役に立つとは思えないし、無理矢理やらせる意味も分からない。あらすじをまとめて要約する作業の方が、仕事をするときに生きそうな能力となりそうな気がするけどね。あと、ネットで凄いもの見つけたんですよね。読書感想文用のフリー素材があって、著作権フリーでコピペで使って良いってものらしいです。読書感想文が面倒な人が、コピペで一瞬で終わるように、著作権フリーの文章例みたいなのがあるらしい。
実際に、手で原稿用紙などに書かないといけないものはコピペは無理だが、考える手間は大幅に削減できる。こういったものまであるのか!と驚いたが、宿題代行業者が普通にあることを踏まえると、もはやしょうがないかもしれない。宿題代行業者については極楽とんぼの加藤浩次さんが番組内で暴言を連発し、炎上して、謝罪したみたいだが、まだ一般人の、世間の評価としてはそんなものだろう。宿題というものをどうしても神聖視しているのか?分からないが、宿題を自力でやることで意味があると思っている人は多そうだが、私はそうは思わない。宿題をやるやらないで成績に差が出るのはしょうがないとしても、将来にわたって、成功できる人間か?どうかは、宿題をやる、やらないではなく、宿題をやる意味を事前に考え、宿題をやるメリットを感じたならばやる。宿題をやるメリットがないと感じたらば、宿題をやらないことによるデメリット比べて、どちらをとるべきか?それを考えたうえでやる、やらないを決める。こういうプロセスをとれる人間こそが成功できると思うのです。宿題ってのはやるもんだ。と思考停止してしまっている場合には、その人は宿題をやることによるメリットはほとんど享受できていないんじゃないか?と思う。問題は課されたものをただ単にやっていくことじゃなく、やる意味を自分で考えて判断することではないか?そのプロセスをとった上で、宿題をやる意味はないが、やらないと成績下げられるから、代行業者を利用するのが1番だね。と生徒やその親が考えたならば、私はその考えを支持します。
読書感想文のフリー素材についても、それを丸々コピペして行っても、100%著作権の問題は生じないから、その点から教師は批判することはできない。さて、どうやってコピペ読書感想文を否定するのか?教師の力量が問われそうな瞬間ですね。宿題をただやること、学校から言われたことをただやるのが正しいとは思えない。大切なのは、それをあえてやることの意味、将来にわたっての意味も含むが、それを事前に考えられる力を養うチャンスだということ。大人になれば、多分そういう状況がよく巡ってくると思う。これはやった方が良いのか?やらなくても良いのか?例えば、就職活動をやる年齢になると、OB訪問ってやった方が良いの?と迷う学生は多く出てくる。そこで多くの学生が考えることは、みんながやっているならやろう。ということではないでしょうか?この人はほとんどOB訪問の意義を考えていないですね。他の人がやっているなら、やった方が良いんだろうと思考停止に陥っている。そういう大人は多い。OB訪問をやるか?やらないか?は他がやっているか?やってないか?を基準にするのではなく、OB訪問をすることで得られるものの範囲や量、その得られそうなものは自分の就職活動においてどういう意味を持つか?どう有利になるか?そして、それはOB訪問をすることによる手間や時間を犠牲にしてまでする意味のあるものか?そういったことを考えて、初めてやるか?やらないか?を決めるべきものです。だから、問答無用で学校から出された宿題をやっていれば良いという考えでは、将来が危ういということになりそうです。物の本質をしっかりと捉えて、考え抜いて、自分なりの1つの結論を出したならば、宿題をやらない。または代行業者に頼むというのも、私はありだと思います。

テーマフォーカス法でサクサク書ける!!読書感想文のコツと実例「星空ロック」編
- 作者: 柏木良太
- 発売日: 2014/06/08
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る