就職しないで、ブロガーになった人のBlog

就職して雇われてお金を稼ぐという従来の働き方にとらわれない、未来の生き方を模索していきましょう。

子育てに失敗はない?ニートや犯罪者になっても結果論でしかない

【スポンサードリンク】

子育てって、この世で1番自分の思い通りにいかないこと。っていうのを以前堀江貴文氏が言っていましたが、それは分かる気がします。あと、親が高学歴だと、子供がニートになりやすいとかも言われています。子育てって、はっきり言って正解がないと思うんですよ。就職試験の面接みたいなもので、結果的に受かればそれまでやってきたことが間違ってなかったとなるだけ。子育ても別に良い子に育つための必勝法はないと思うんです。親にとっての信念というか、こうすればまともな子に育つだろうというなんとなく必勝法はあるかもしれないが、それやって成功するとは限らないし、それをやらなかったからといって、失敗するとも限らない。本当に結果論でしか語れないものだと思います。昨日、テレビ朝日で放送していた「しくじり先生」を観た人は分かると思うが、そこでは発明王エジソンの子育てに関するしくじりが放送されていて、彼には合計6人の子供がいたのだが、そのうちの1人がとんでもない息子に育ってしまったというものです。

 

そのとんでもない息子というのは、大人になって会社を経営するのだが、2度詐欺まがいの商品を販売し、世間を騒がせ、親であるトーマス・エジソンから「もうエジソンという名前をお前は名乗るな!」と言われてしまいます。これは息子の愚行のせいで、自分の名前が汚されるから。という状況を避けたかったという意図もありそうですが、その後その息子から「じゃあ、代わりに毎月生活費140万円をよこせ!」と言われます。エジソンはこの要求を呑みます。すると、スタジオから大ブーイング!甘やかしすぎ!とか、働けよ!とか、すでに死んでいる人に対して罵詈雑言が飛んできます。しかし、その後エジソンがこの息子に対してどう接してきたか?という部分が紹介されると、今度は打って変わってエジソンが悪い!と育て方が悪い!という雰囲気にスタジオが変わって笑ってしまいましたけどwwwこの息子はすでに亡くなった妻との間にできた子供で、新しい妻と再婚した際には、その息子を含めた3人の子供を親戚に預けて、自分は再婚した妻とまた新しい子供3人と暮らしていたそうです。その部分が叩かれていたみたいです。

 

スタジオは結局、エジソンの子育ての仕方が悪い。そこに原因があるという結論で終わっていましたが、私はこれも結果論のような気はする。少なくとも、同じ育て方をした子供3人のうち、2人は問題を起こしていないのです。この息子は今でもよくあるパターンだと思いますよ。詐欺は個人的にはどうかと思うが、親に寄生する生活をするのはそんなに悪いとは思わない。エジソン自体はその要求を呑んだわけだ。ただ、その息子はその後も問題を起こしたようだが、それは甘やかしていたとかは関係ない気がする。甘やかしてない段階ですでに問題は起こしていますからね。厳しく育てていたら問題を起こさないか?そうは思えない。冒頭で高学歴の親の子供はニートになりやすい。ということを言ったが、これは何でそう言われるか?というと、専門家によると期待が大きすぎるかららしい。つまり、勉強ができた親は子供にもそういう期待をする傾向にあり、幼い頃からそういった教育をしていく。だから、過度なプレッシャーに耐えられなくなるそうなんです。その反動なのか?ニートやひきこもりになりやすいのだそうです。

 

だから、厳しく育ててもそういう結果になってしまうのですから、甘い、厳しいの2軸でどっちをとるかで、別に正解はないのです。他の部分もそうだと思います。なかなか子育てにおいて、こっちよりはこっちの方が良い断言するのは、難しいでしょう。後に犯罪者になるような子供を育てていた親も、別に客観的に見て明らかに異質な育て方をしていたわけではないと思う。逆に言うと異質な育て方をしてもまとも育つ例はあると思う。だから、結果論だと思うんです。そして、ホリエモンも言ったように子供ほど自分の思い通りにならないものもない。というのも凄く頷けると思います。だから、結果的に愚行をする人間に育ってしまった。その場合には親が悪いと言われることもあるが、親が別の教育の仕方をしていたら、そういう人間にならずに済んだか?というと、そんな確実なことはいえない。また、親を責めている人間が代わりに子育てをしたら、愚行をしなかったか?というと、それも確実なことは言えない。だから、親の教育の仕方を結果だけ見て非難することは可能だが、その結果と教育の仕方に因果関係があると思い込んでいることはそもそも正しいのか?と思います。

 

子育ては辛いでしょう。ストレスも溜まるし、悩みも多いと思う。そして、誰もが頑張っていると思う。でも、頑張ったからと言って良い子に育つ保証はないのです。本当に就職試験の面接みたいだな。と思います。頑張っても内定を貰える保証はないし、必勝法もないですよね。エジソンは失敗は成功につなげるための糧と長年していたようですけど、子育てに関しては失敗をしたら、後戻りできない。やり直しが効かないのです。これがエジソンが犯した生涯での初めての失敗なんじゃないか?と言われています。子供を産むっていうこと自体が喜ばしいことであるとともに、ときには自分の首を絞めるかもしれない、世間に損害を与えるかもしれないリスクになりうるのは事実です。で、教育方針ややり方によって、それを確実に避けられる手段はないのだから、良い子に育つか?悪い子に育つか?というのは、運の部分も大きいと思いますよ。エジソンの育て方が間違ってなかったとは言うつもりはないが、別の育て方をしても、問題の息子はちゃんと育ったか?は何とも言えません。だから、教育は、子育ては結果論になると思うのです。

 

 

高学歴な親はなぜ子育てに失敗するのか (中公新書ラクレ)

高学歴な親はなぜ子育てに失敗するのか (中公新書ラクレ)

  • 作者: 小林公夫
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2011/11/09
  • メディア: 新書
  • クリック: 7回
  • この商品を含むブログ (3件) を見る
 

 

あわせて読みたい記事