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公務員の副業禁止は嘘?多くの範囲のものは認められ、許可が降りる

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公務員は副業を禁止されている。制限されているといった言ったほうが良いでしょうか。全く副業が出来ないわけではないが、基本的にはなかなかしたいことができる状況ではないというのはあるでしょう。私は長年思っているのだが、公務員に副業を禁止させる理由があまり納得いかないのです。「あいつぐ公務員のバイト問題――「公務員の副業」はなぜダメなのか?|弁護士ドットコムニュース」のサイトには公務員の副業禁止理由が載っているので、引用させてもらいます。

 

(1)他の仕事をすることで、肉体的や精神的に本業に集中できず、仕事に支障が出ることを防ぐため(職務専念)

(2)本業の秘密を、副業の際に利用、流出されないため(秘密保持)

(3)世間的にイメージの良くない副業につくことにより、勤務先の社会的な信用を損なわせないため(信用確保)」

 

どれも民間企業と大して変わりませんね。実際、民間企業の副業に関する判例では、1と2についていえば、それが心配ない類のものについては会社も認めないといけないというものが過去にあったとと思うが、ならば公務員もその類のものは認めるべきでしょう。というか、肉体的に集中できない原因は別に副業だけじゃない。趣味で休日に草野球をやって、へとへとになり、翌日からの仕事に集中できないケースだってある。また、本業の秘密を漏らす機会は副業だけじゃない。人と接する機会があれば、いつだって起こりうる。そして、3に関しては世間的にイメージがよくないっていうのはどういうことなのか?偏見じゃないのか?その偏見を国が助長するのか?副業がイメージ的に良くないのならば、公務員が副業をしないといけない状況をそもそも生んでいる国や自治体のイメージは悪くないのか?公務員の副業関連のニュースはたまに聞く。彼らは世間から見たら十分な給料を貰っているようにも思えるが、副業をする人が絶えないのは、それでは足りないと考えている人が多いのでしょう。事情は会社員とさほど変わらないようにも思える。

 

公務員が中立な立場で国民に奉仕し、信頼を失う立場であってはならないのは分かるが、副業をしただけで、それらが失われるのだろうか?と思うが。副業で失われるのならば、他の場面でも失われる懸念は当然あると思うのだが。ただ、副業は一般的には禁止だが、実は以下の項目を満たしたものは許可が降りる可能性が高いらしい。

 

 

(1)アルバイトにより本業の効率が落ちないと認められること

(2)アルバイトとしての勤務先と、公務員としての勤務先との間に利害関係がなく、今後も利害関係が生じる可能性がないこと

(3)公務員の社会的信頼や品位を損ねることがないこと」

 

私が今までしてきた反論についてほとんど答えてくれる結果になって嬉しい。この条件を見ると、ほとんど副業は大丈夫じゃないか?と思えてきます。例えば、家でやる在宅ワークなどはこの3つの条件を全て満たすものが多いと思う。コンビニなどで働くバイトの場合は、1がひっかかる可能性があるくらいか。これは働く時間やシフト次第ということもいえると思います。そう考えると、公務員の副業は厳しく禁止されている、制限されていると思っていたが、案外そうでもないのか。となる。ほとんど民間企業と変わらないのではないか?と思います。公務員は自力で給料を上げる努力や交渉等がほぼできない。あらかじめ設定された給料で満足するしかない。ただ、そうであれば、いくらあげれば良いのか?という具体的金額を決めるのは難しいが、副業をする必要がない程度に給与額を設定しないと、副業を禁止して良い口実は生まれないと思う。

 

実際、副業を申し出るのは、民間企業同様に辛いシーンじゃないか?と思う。有給休暇の申請をするときと似ているかもしれないが、当然会社も自治体も副業については、しない方が良いと思っているに違いないと推測できるので、それは申請者本人にも察しがつく。実際、こういう条件があったとしても、副業を実際に行えている人はどれだけいるんだろう?と思います。在宅ワークなどは言わなければバレないんだろうが、だからといって無許可でやって良いというのはちょっと違うかもしれない。そうなると、実際やりたくでもできない。やって良いという状況があってもできない人が多いのではないでしょうか?私なら、在宅ワークレベルならば多分無許可でやると思う。収入にもよるけどね。あまり収入が多くなったらさすがにってところはあるが。子供のお小遣いレベルの副収入なら、多分言わないだろうな。いろいろニュースになっている公務員の副業についても、多分無許可だったんでしょうね。ニュースになっているレベルのものを見ると、かなりこっちも本業になりそうな仕事をやっている人も多いが。有給休暇も申請しづらい状況を作って、事実上とらせないようにしている面もあると思うが、公務員の副業についても同様の事情があるんじゃないか?と思います。

 

 

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