最近、貯金をすることに躍起になっている気がする。「早期リタイア」や「アーリーリタイア」という言葉があるが、私が目指しているのもそこかもしれない。本音をいうと、お金を稼ぐ苦しみから早く逃れたいという思いがある。私の今の収入は安定しない。それは心に大きな不安を常にもたらす。ストックは増える一方だが、フローは波があるから、どうしても減るときがある。フローが減ると、やはりテンションは下がる。仕事をすることそれ自体もそうだが、自分の稼ぎの金額にも落ち込むことは私はあるし、他の人もあるんじゃないか?と思います。すると、要はリタイア生活をして、お金を稼ぐことから逃れて、フローの波の恐怖から解放されたいという欲望が生まれてきます。実際、リタイア生活をすれば、ストックが減っていくわけだが、それは減ってしかるべき現象であり、減るペースもある程度はコントロールできるはずだから、不安はほとんどないと思うのです。
私の今の目標は仕事を完全にやめて収入を得る作業から解放されて、残りの人生を生きていくときに十分といえるだけの貯蓄を残すことです。完全に仕事を辞めるわけではない。仕事は多少は続けていくかもしれない。暇でしょうがない部分もあるでしょうから。ただ、収入が仮に0になっても、たいした問題じゃないという状況を作りたいのです。そして、現実的に月に数万円くらいの収入を得ていければ、ストックの減少分も大分抑えられるだろうし、貯蓄の一部を定期預金にしたりすれば、わずかながらストック上昇にも貢献してくれるでしょう。実際、それが可能になるにはいくら貯めれば良いのか?とりあえず1億円くらいは貯めたいかな?まだまだ先の話には違いないのだけど、実際に貯金を満足できるだけ貯めてリタイア生活をしている人も居ます。今後、そういう人は増えていくのではないか?と思いますね。
一般的にいうところのアーリーリタイアというのは、早くて40歳くらいでするらしいのだが、私は30代にもなっていない。実際、この年齢でリタイア生活を考え出す人間はいるのか?分からないが、現実を直視すると、おかしな選択肢ではないのではないか?と思います。私がリタイア生活を望む理由としては、お金を稼がないといけない強迫観念から早く解放されたいという思いが強いからです。現代人は貯金を貯めることもそうだが、現在進行形の稼ぎがどれだけあるか?ということをかなり重要視するように思うのです。貯金よりも「年収」という言葉を聞く機会の方が多い気がするし、貯金が十分あっても、働くのを辞めない人は多い。それは仕事自体が好きな人もいれば、働かないと社会の構成員として認めらないという圧力もあるでしょう。私もその圧力をひしひしと感じているし、それが働く理由のうち、結構な割合を占めています。その殻を自ら破りたい思いもある。リタイア生活をしている先駆者もたくさんいるし、有名なブロガーのちきりんさんなどはその例じゃないか?と思います。
リタイア生活者が、働く人と同時に市民権を得る。そんな社会を期待しているというか、働かないことが社会的意識てきに許される。それが当たり前まではいかなくても、そういう人がいてもおかしくない、違和感を覚えない社会を作っていきたいと思います。働くこと、お金を稼ぐことに躍起にならないで、贅沢なんかする気もないし、できなくて良い。慎ましく優雅に、平穏に、毎日を送ることが出来る。そんな社会の到来を待ちわびている最中です。それはいつか?来るのか?分かりません。私の第一目標は、自分自身がそれを実現することですが、いずれは社会全体で、そういった流れが促進していければなと思います。そのためには私自身の意識も転換していかないといけません。精神的にもたないので。月にいくら稼ぐとかじゃなくて、早く1億円に達する。これを目標にした方が気持ち的に楽なのです。それはすでに述べたように、ストックは基本的に減少しないから。私はほとんどお金を使わないので、貯金は増えていく一方です。フローが減っても、ストックは一応増えていきますから。それをなんとか早く達成したい。そのときに気が変わってなければ、リタイア生活を考えるということではないでしょうか?

「年収500万円以上」の人が豊かなまま早期リタイアを果たす実践マニュアル―“瀕死の激務"だった私が、自由の旗を揚げられた資産
- 作者: 佐藤一彦
- 出版社/メーカー: ごま書房新社
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