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ゆとり世代の特徴や傾向を述べる昨今の批判に物凄く反論してみた

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いわゆる「ゆとり世代」批判については、もううんざりしていて、いちいち反論するのも疲れるのだが、ついつい書きたくなってしまうので、許してほしい。ゆとり世代と人くくりにして傾向や特徴を語ること自体が個人的にはどうかと思う。それに反発するいわゆる「老害」という発言も同様だが。私はゆとり世代の人間だが、別にゆとり世代が劣った世代とは思っていない。というか、気に入らないことがあればすぐに「ゆとり」しか言えない人間は、何が言いたいのか?伝わってこない。何がどう不満なのか?どこをどう改善してほしいのか?細かく言うべきであって、「これだからゆとりは・・・」と言ったところで、何の解決にもならない。解決にならないどころか、単に悪口を言っただけにしかなっていない。近頃、日本テレビの「行列のできる法律相談所」で、そういうゆとり世代に関する回が放送されたらしくてニュース「「プライベートをおろそかにする時代」の方が異常でしょ!? 日テレ・行列の「ゆとり特集」に若者ウンザリ | ニコニコニュース」にもなっています。

 

この日のタイトルは「私ゆとり世代に怒っていますSP」。番組ではゆとり世代を、2002年から2011年まで実施された「ゆとり教育」を受けた世代と定義。明治大学の齋藤孝教授が、ゆとり世代の特徴を紹介した。

あげられたのは、「怒られるのが嫌、打たれ弱い」「指示通りに動くが、自分から動くのは苦手」「上司との酒はきっぱり断るなど、プライベート優先」という3つのポイントだ。

そういう人間はゆとり世代に以外にもいると思うんですけどね。別にこの世代の特徴とは思えないし、この人は一体どれだけのゆとり世代を見てきたのか?は分からないが。傾向を語れるほどの人数を見てきたということなのでしょうか?

 

続いてゲストが、ゆとり世代に「許せない」と感じたエピソードを語った。俳優の佐々木蔵之介さん(47)は、男性マネージャーがゆとり世代。一緒に居酒屋に行った際に「冷酒」を注文してくるよう頼んだら、日本酒を水で割ったものを持ってきた。

知らないものは間違えても仕方ないが、佐々木さんが驚いたのは、「僕、冷酒なんて飲まないから知りませんよ」とあっけらかんと言われたことだったという。

私も「冷酒」という言葉を始めて聞いた。これについては事前に確認すべきだったという話だが、このマネージャーはそれが正しいと思ったのでしょうか?思ったのだったらしょうがない気もするが、分からないのなら確認しておくべきだったでしょう。

 

>女優の永作博美さん(44)も、ゆとり世代について「自分から動かない若者は多いです。妙な堂々さがあって、少々気味の悪いことがあります」と感想を述べた。上の世代からすると、注意されても悪びれないところに違和感を抱くようだ。

 

自分から動かないというのがどういうことを意味しているのか?具体性がないからよく分からない話ですが、それが悪いことなのか?は別問題な気はします。

 

>フリーアナウンサーの吉川美代子さん(61)は、アナウンススクールでゆとり世代の生徒を教えたときのことを明かす。本を読むか聞いたところ、誰も読まず「字が多いの途中で諦めちゃって」と言われた。新聞を読む生徒もおらず、閉口したという。

さらに吉川さんは、ネットの情報を頼りにする最近の風潮を批判。口コミで人気の店に並ぶ若者を見ていると、「それ本当に美味しいと思ってるの?」と疑問に感じるのだという。

番組の打ち合わせの際に、吉川さんの略歴に内容に誤りがあったので指摘したら「ウィキペディアに書いてあった」と反論されたという。こうした若者を見ていると、「大変な局面のときに自分で判断できるのか」と感じるのだそうだ。

よくある話ですよね。別に本や新聞を読まない人がいても良いと思いますけどね。アナウンサーとして新聞や本を読むのは大切なこととされているのかもしれないが、教養を身に付けろという意味では、別に新聞や本にのみ限定される必要はないでしょう。あと、ネットを頼りにしたり、口コミを頼りにするという若者への批判もよく見られるが、はっきり言ってその反論は的外れだと思う。一体ネットに頼って何が悪いのか?この人はネットに頼ることによってどういう弊害が出るとは言ってないみたいなので、意図がよく分からないのだが、以前別の人が同じくネットの口コミを信用する人を非難していて、「ネットを使う人は自分で考えない」と結論づけていましたが、これこそおかしいと思います。ネットを見た方がどう考えても考えている。ネットには口コミもそうだが、非常に多くの情報が氾濫している。口コミを何故見るか?というと、初めて行く店、初めて食べる料理などを食べる前に失敗したくないからでしょう。

 

つまり、口コミに書かれていることはあくまでもその人の感想だから鵜呑みにはできないものの、参考にすべき意見に他ならない。口コミに頼らないで行くとどうなるか?何が美味しいのか?分からない状態で頼むことになる。メニューを見て、写真とか、使われている材料とかを見て、美味しそうなものを選ぶしかない。それを食べて美味しい場合もあれば、美味しくない場合もあるでしょう。料理1つを注文するにしても、何かを参考にして頼るわけですよね。この場合でも、結局メニューには頼っているわけ。でも、その頼った何かは特別自分に対して正解を与えてくれるわけじゃない。メニューを見ることを非難する人はいないわけで、じゃあ、口コミを参考にするのは何故いけないのか?私には理解ができない。口コミについて、いくつかの情報を見て、それらの中からどれが信用できそうか?といったものを当然考えるでしょう。美味しいと書かれているものが全て美味しいと考える人はいないわけ。ネットにはそういう情報が特に多い。情報が多ければ多いほど考える量は増える。

 

最後のWikipediaの例について言えば、別にWikipediaを参考にするのは悪くないと思うのです。間違っている可能性があるのはそのとおりで、そこは認識しておくべきだとは思うが、本人に確認するのが1番でしょうけど、そうじゃないなら、本人以外の誰かに確認をするならば、Wikipediaを見ても、それ以外の人に聞いても情報の正確さにそこまで大差はない気がするのです。本人に聞ける状況ならば、本人に聞けば1番でしょう。それができないなら、他の誰かに聞くか?ネットの情報を頼りにするか?が現実的にとれる手段でしょう。他の誰かに聞いても間違えない確証はないのならば、Wikipediaを使うのと大差ないと思うのだが。最終的に本人が確認できて、間違いを指摘できる状況があるなら別に良いのでは?と思いますよ。Wikipediaは細かいエピソードの部分は本人のいい分と違う部分はたまにあるが、略歴などの部分はそんなに間違いが多いとは思えないのです。これは非常にレアケースじゃないか?と思うんですよね。

 

 

>齋藤教授があげた特徴も、これまで「怒られるのが好き」「指示通りに動かず自分で動く」「プライベートをおろそかにしていた」とすれば、そちらの方が異常だと批判する人もいる。本や新聞以外に無料で読める媒体が新しく登場すれば、そちらに流れるのも当然だ。

ネットの情報を頼りにして「自分で判断できない」という吉川さんの主張に対しても、「今の若い世代よりも中高年の方がTVとかの話題でむっちゃ流されまくってた印象」と反論が出る。「全共闘が全国規模だったとかマジ異常」というのだ。

今の若者からしてみれば、高齢者の方がむしろおかしいと、異常だと反論したくなるのでしょう。住んでいる、生きている世界がまるで違うようなところもあるし、価値観も当然違う。違うものを違うと批判するのではなくて、違うモノは違うモノとしてお互い受け入れていった方が良いのではないか?と思います。どっちが正しいとか、正しくないとかの主張はあるんだろうけど、もうそういうのはやめてほしいと思います。

 

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