同じくはてなブログで面白いブログを見つけたので紹介してみたいと思います。それは「つれづれ日記ー逝春抄ー」なんですが、これはジャンル的には、お絵かき、介護、双極性2型障害など、いろいろな内容を使っていて、多分このブログと同じような感じなんじゃないか?と思います。その中に1つ気になる、面白そうな記事が合ったので紹介してみたいと思います。それは「「6億円もらったらその仕事辞める?」どう? - つれづれ日記ー逝春抄ー」です。こういう話題はよく出ますよね。私も考えたことあるけど。私は今やっている仕事はほとんど仕事じゃないという感覚のものも含まれているから、それは続けるでしょうが、仕事と認識している部分については辞めると思う。
例えば、ブログを書いているという行為は収入につながる部分もあり、趣味みたいなものでもあるから、多分続ける。そうじゃないもの、完全に収入のためにやっている仕事は多分やめる。このブログの管理者の方も同様に、仕事=趣味や生きがいみたいになっているみたいだから、やはり辞めないという選択肢をとるそうです。私自身はどちらかというと働かないのがむしろ正常だと思っているくらいだから、働く必要性がお金のためのみで、働かないで済む金額があれば、当然働かないでいたい。働くことよりも働かない方が何かとリスクが少ないと思うから。例えば、健康に良いとされている食べ物を食べたら、プラスのものだけが身体の中に入ってくるわけじゃない。その食べ物に含まれるマイナスのものも入ってくるはず。そうなるとプラスのものについては身体にとってプラスの影響を与えるはずだが、マイナスのものはマイナスナ影響を与えるでしょう。そうなると、案外何も食べない(身体に良いものもそうじゃないものも)という行為はリスクを最小限にしているのかもしれない。
食べ物を一切食べないという選択肢は事実上とれないので仕方ないが、仕事をしないという選択肢はなんとかとれなくはない。仕事をすることで勿論プラスの作用もあるはずだが、同時にいろいろな悩みに悩まされ、疲れ果て、その先にどんなことが待っているか?は分からない。仕事は最悪のケースとしては死に至る事柄です。そんなリスクのある行為ならば、やらないのが1番良いと思う。また、そもそも6億円あれば、税金でいくらか引かれたとしても、十分生活できる。現在の年齢にもよるけど、数億円くらいあれば今何歳であろうと、よほどの贅沢な暮らしをしなければ生きていけるでしょう。実際、生きていける人が仕事をしてしまうことの問題もある。個人的に思うのは、仕事をあえてしないといけない必要性のない人はどちらかというと、仕事にこれ以上参入しない方が良いだろうし、仕事をしていて、その必要がなくなった時点でとっとと撤退したほうが良いだろうと思う理由も一応あるということです。
それは仕事をしないといけない人が仕事につける可能性を奪っているからでしょう。海の中に放り出されて、浮き輪を10個1人で持っている必要は無い。他に溺れている人がいれば、最低でも残り9人に分け与えたほうが良いでしょう。もしくは自分は最初から浮き輪を持っていると。ならば、その10個は別の誰かに分け与えたほうが良いと思うのです。現在、仕事をしなくても十分な収入、または貯金があるような人は、ある意味他人に仕事を譲ったほうが良いのではないか?と。ある人がその仕事から撤退したことで、その空いた仕事に誰かがすぐに決まるとは限らないし、その仕事に決まる人が仕事を絶対にしないと生きていけないくらいに切羽詰っている人という確証はないが、求人の空きが多ければ多いほど、各企業が採用に至るまでのハードルは下がり、結果的に本来採用されづらい人が採用されやすくなると思うのです。サラリーマンやアルバイトをしている人には特に言えることかもしれないが、有能な人は仕事を辞めてしまうことは企業や日本経済にとっては損失かもしれないが、必要のない人は席を立って必要な人に譲る精神は大切にすることで、誰かの役に立つことも往々にしてあるだろうと思うのです。
ただ、仕事自体にお金以外の意義を見つけている人は、働く必要が事実上消えても、なかなかそこからは撤退できないでしょう。それもしょうがないと思います。上記で述べたようなことは、そもそも私たちが率先してやらないといけないことではなく、必要な人に仕事が行き渡らない、または行き渡った仕事で生活できない国のシステムに欠陥があるのがそもそもの問題なのでしょうから。私はすでに述べたように辞める部分とやめない部分があると思う、紹介したブログの管理者の方は、絵を描くということが仕事であり、生きがいに近いものであるみたいで、単なる仕事じゃなくて、趣味や生きがいというものになると、それをやめるわけにはいかないでしょう。そこで出会って人間との関係を途絶えさせたくないという思いもあるでしょうから。この6億円当たったら仕事を辞めるか?否か?という質問には、今の自身の仕事に何を求めているのか?お金なのか?それ以外なのか?そして、仕事に対する満足度のようなものが如実に分かってしまう気がします。

億男
- 作者: 川村元気
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