選挙において、投票率が下がると、政治がダメになるとか、政治家が適当に振舞いだすとか、言われることもあります。投票率が下がると、組織票が有利になり、組織票によって支えられている候補者はその支持母体のことだけのために動くことになり、政治がダメになる。そういったことも言われていると思います。それは事実なのかもしれないが、別に組織票じゃなくたってそれは起きると思うし、起きているのではないか?と思います。ッ式票に支えられていない候補者が当然したら、自分や自分と同じ世代の人たちのために政治家として振舞うことは普通にありえると思う。政治が高齢者向けになっていると言うけど、その流れは組織票関係なく言われているもので、組織票じゃなくたって起こりうるものでしょう。そして、1つ疑問がある。じゃあ、誰の言うことを聞けば良いのか?という話です。
当籤した人が当選した見返りに要求を政治の中に通していくというのは、ごく自然のことのように思います。また、当選した人が、自分や自分と同世代の人が得をするために政治家として振舞ったとしても、それも自然だと思う。それが誰のためか?という差はあるものの、特定の層の人たちに有利な政治を行おうとすることはごく自然だろうし、逆に特定の層じゃない、国民全員に共通して利益があるような政治なんてものがそもそもあるのか?という疑問があります。投票率が下がると、議員の質が悪化するとか、言われているけど、別に私は質は変わらないと思う。誰に向けた政策か?その向きや内容が変わるだけだと思う。例えば、民主党政権が20008年くらいから数年間あったわけじゃないですか?未だにボロクソ言われてますよね。民主党は酷かったと。ただ、私は全く何とも思わないのです。
私はこの民主党政権の数年間を通じて、民主党政権に何の悪いイメージもないです。私は基本無党派層ですが、投票するとしたら、民主党が最有力政党になると思います。私は民主党政権時代に何の被害にも遭ってないし、何の不利も受けていない。でも、あのとき以来、民主党は相当投票しちゃいけない政党の1つみたいな扱いを世の中から受けています。そういう扱いを受けているということは、民主党政権になって、良いことがないばかりか、何らかの不利を受けたか、不利は受けてないが、やっていることがおかしいと思っているか、どれかでしょう。私はどれにも当てはまらない。私以外にも未だに民主党に投票し続けている人いますよね。自民党の一党優位制の戻った感はありますが、いまだにそれに次ぐ政党じゃないでしょうか?中には円高のおかげで海外旅行や海外製品が安く手に入れられたと喜んでいる人もいます。民主党がいまだに叩かれている原因をいくつか調べてみても、個人的にはあまり興味が持てないことが多くて、民主党を叩いている人の気持ちが理解できないのです。
私は少なくとも自民党に投票するつもりはないし、自民党政権になってから得したこと、良かったなと評価できる政治も特にないので。自民党の場合は価値観が合わなすぎますね。実際、実現可能か?という問題は残るが、まだ民主党が政権とった方が個人的にはメリットがありそう。マニフェストを守るか?という問題は残るが、自民党が政権とって良かったと思える点はない。だから、私は今後も選挙に行くとしたら、民主党に投票する確率が1番高そうだ。そんなわけで、私みたいな人間も一定数はいるでしょうから、結局民主党の政治という1つの基準にしても、評価する人間、しない人間、どちらでもない人間がいるはずで、「良い政治」なんてのは1つ決まるものじゃないのです。組織票に支えられている人が組織のために政治活動をしたとしたら、その組織は少なくとも得するじゃないですか?ただ、これは「悪い政治」と言われることもある。それは何故でしょうか?国民の大半にとって得がないから、むしろ損しているから、かもしれない。
自分たちに都合の悪い政治は「悪い政治」、都合の良い政治は「良い政治」と、主張するのではないでしょうか?良い政治か?悪い政治か?というのは1つの真理はないだろうし、相対的に決まると思う。人によるという部分が大きいと思う。国民全員が等しく利益を享受できるような政治形態はありえない。だから、投票率がどんどん下がって、共産党が政権とったらどうなる?なんて言われるかもしれないが、そりゃ共産党による政治だって、そっちの方が得する人間は間違いなくいると思います。でも、それは多くの国民にとってはそうは思えないから、「悪い政治」といった風潮を世間に吹き込むのではないでしょうか?
私は民主党と自民党の2つの政権しか経験したことないですけど、別に政権が変わって、選挙のたびに議員が変わって、自分にとって何か得したもの、損したものが出たコトだって多分ないと思う。政治なんて誰がやっても変わらないと言われるが、それに対してそんなこともないという人もいる。私の場合は、その誰がやっても変わらないという主張を、自分の体験を通しては少なくとも否定できないのです。厳密にいえば、得をする層や数が変わるから同じということはないんだろうけど、「良い政治」っていう1つの真理が決定できない中では、誰がやっても、一定層は得をし、一定層は損をするという構図は、誰がやっても、どの政党が政権とっても、私は変化ないだろうと思います。

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