信州大学の入学式で、山沢学長が学生に「スマホやめますか?それとも信大生やめますか?」と投げかけた入学式がいろいろと波紋を呼んでいます。私も一応、この入学式の学長の言葉を関連する部分は全部読んだのだが、スマホを辞める必要性はあまり伝わってこない。私はスマホ依存症ではない(むしろパソコン依存症?)が、スマホが別に時間の無駄とか、有害なものでしかないという印象はない。便利な1つのツールやエンターテイメントを提供してくれるものだと思っています。「信州大学・山沢清人学長の入学式あいさつ全文:朝日新聞デジタル」のページにはこの学長の入学式でのこの場の全文が載っています。詳しくはこれを読んでほしいのだけど、この学長のコメントに対して批判的な意見をぶつけた堀江貴文氏は以下のように語っています。
>「スマホで情報収集できるしSNSでの専門的議論は現実世界よりも多様な人々と交流でき、ブログやSNSでのアウトプットは考える力や文章力を飛躍的にアップさせる。(…)真面目君はこの学長の話聞いてスイッチオフにする事が良いことだと盲信してしまう。良くないことだ」
この学長は挨拶全文を読む限りにおいては、「独創性」を大切にしているらしい。それが今後日本が世界で勝ち抜いていくために、グローバルっで活躍する人材を育てるために、必要な要素だという主張みたいですね。それが正しいか?否か?は私には判断できないのだが、別に全員がそういうところに目標を置いているわけではないと思うし、そういう目標を持っている人はそういう道に向けて邁進してもらいたいけど、私なんかそういう気はさらさらないから、独創性なんかいるかな?という気がする。自分の信念に沿ってブログも書いているし、いちいち独創性というのは意識していない。たまに、自分にしか言えないようなことを書きたいという気持ちはあるが、それは気持ちがあるだけで行動には移してはいない。結果的に書いたことが独創性をもてればなお良いのかな?くらいの感覚でしかない。独創性って、そんなに必要ですか?
そして、スマホを使い続けることで、知性、独創性、個性にとって毒になってしまうとも言っています。スマホは、信州大学でキャンパスライフを送る中で、独創性のある思考能力を低下させてしまうとことみたいです。ただ、学長は個性を身に付けるにあたって、マネをすることは肯定的なようなんです。マネをするためには、情報は多いほうが良いと思うし、堀江氏の言うように、スマホ(パソコンも同様か?)以上に世の中に存在するあらゆる情報を自らに集約できるツールはないと思う。バンドを始めるときにもだいたいは有名なバンドのコピーから始める。今や日本で有名なバンドもほとんどが最初はコピーバンドだったと思います。曲をコピーするにあたって、スマホで検索するれば、ギターのコードが出てくるサイトもあったと思うが、やっぱりマネを始めるための情報収集力には長けていると思う。
学長は最終的に、スマホのスイッチを切って、本を読むこと、友達を話すことを求めている。スマホを使うことで確かに時間の無駄とも思える行為はあるかもしれないけど、それはその価値を理解できないからこそ、時間のムダにしか思えないのであって、当人にとっては時間の無駄という認識があるのなら、ネットもメールもゲームもやっているわけがない。学長は「自分で考える習慣づけ」という言葉を使っているが、それこそスマホがあった方がやりやすいと思う。私なんかでいえば、よくブログのネタを探すのに、ニュースサイトをよく見る。そして、いろいろなニュースを見て、それぞれにおいて自分の考えを出す。そして、できることならコメント欄やTwitterのつぶやきもチェックして、最終的に意見をブログに書き連ねている。自分でも言うのもナンだけど、凄い考えていると思う。これはスマホやパソコンがないとできない。
「スマホと大学、どっちをやめる? 意外に多い学長擁護「あれは消費に特化したツール」「使うのは負け組」」の記事では、フジテレビの「とくダネ」で30人に行ったアンケートを発表していたが、30人中約20人はスマホをやめて、大学を選ぶと答えらしい。
>その一方で「大学よりもスマホを選ぶ」というホンネを抱く学生も3分の1を占めた。23歳の男子学生は「スマホを選びますね。勉強は自分でやればいいので」と回答。19歳女子学生も「スマホを使ってのコミュニケーションもあると思うから。ケータイとかでニュースも見られるので」と、スマホのメリットを主張した。
若者やネットからは「スマホを否定しすぎ」と反発が根強い中で、年長者からは「スマホをやめろ」という学長の意見に賛同する人も少なくない。
前出の「とくダネ!」では、MCの小倉智昭氏が「お願いですから100%スマホをやめると答えてもらいたい」と言い、菊川怜さんたちを困らせていた。
私はスマホはそんなに頻繁に使ってはいないが、これがパソコンと大学であればパソコンを選ぶでしょうね。パソコンを失うのは無理ですね。というか、パソコンで大学でやるようなことは代替しようとも思えば出来るんじゃないか?と思える。年長者と若者で意見は分かれそうですね。さっきも言ったけど、スマホに価値を見出せている人ほど、スマホを選ぶと思いますよ。大学の機能のほとんどがインターネット環境で代替できますからね。勉強、サークル活動、就職活動など、別に大学に行かなくてもネットを通じて、やろうと思えばできることが多い。その分大変でしょうけどね。だから、私は二者択一にする意味が分からないのです。どちらも良い面、悪い面あるのだから、組み合わせていけば良いじゃないか?と思います。この学長はスマホをどれだけ使っているのか?分からないけど、学長自身がスマホにハマらない保証もないですからね。誰にでもそういう面はあると思うのですが、興味の持てないものは全否定しちゃうのではないでしょうか?

スマホは捨てろ!
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