先日放送されていた「ビートたけしのTVタックル」で、平成になってからの26年間の世の中の変化について放送されていました。その中で「クリスマスの過ごし方は変わったか?」ということが取り上げられており、26年前と比べて、やっぱり予想通りだと思いますけど、今の平成26年のクリスマスの予定第1位は「仕事」でした。昔は違ったみたいなんですが、今はクリスマスが土日にならない限りはなかなかクリスマスを自由に過ごせるということはないみたいですね。これだけクリスマスが日本に定着したのならば、24日か25日のどちらかを祝日にしても良いのではないか?と思いますけどね。クリスマスはやっぱり特別な日という感覚は私は否定できません。私自身は毎日普通に過ごしていますけど、でも心の中では、今日はクリスマスだなー。と思ってしまいます。
クリスマスは年齢を重ねるに連れて、どうでも良くなってきています。子供の頃と比べると、楽しみは全然ない。だけど、誕生日とかと一緒で、その日1日はどうも特別な感覚に苛まれてしまうのです。今年にいたっては、街のイルミネーションを見て、そういえばクリスマス近いな!とようやく思い出したくらいです。もう完全に頭の中から消えています。でも、そうやって頭の中にクリスマスが蘇ると、やっぱり神聖で、特別な日に思えてくるから不思議なのです。私なんかは別にクリスマスの日も仕事しないといけないという制約はありません。その日1日くらいは何もしないでもOKです。だから、私の場合は過ごしたいように過ごそうと思えばいくらでもできる。
サラリーマンの場合でも、最悪有給休暇を申請すればなんとかなることもあります。ただ、クリスマスシーズンに有給休暇を申請するのは非常に勇気がいるでしょう。年末ということで会社が忙しいということもありますけど、それ以上に気にしないといけないのは周囲の同僚の目です。ただでさえ有給休暇自体がちょっと使いづらい雰囲気というのはあります。それは俺たちが頑張って仕事をしているのに、自分だけ有給を使うとかありえないわ!と考えている人がいるのではないか?ということを想像してしまうこともあれば、クリスマスに有給休暇を使うということは目的がだいたいバレてれしまうこともあります。普段の普通の日なら、有給休暇を使って行うことなんていくらでも想像できると思いますけど、クリスマスに有給っていったら、もうそんなないじゃん!
確実に恋人と過ごしたりという光景が想像されてしまうので、いつも以上に職場の人間に嫉妬心などを生ませて、いろいろな軋轢を生む可能性もあり、そういうことを事前に想像してしまうと、やはり誰もがとりたいクリスマスの日に有給休暇を使うことは非常に勇気がいるし、難しいという事情があると思います。現実的にその日に有給を使うことが、仕事に支障がなさそうなら、使ってはいけない理由はありません。中には「クリスマスに恋人とデートをするために有給を使うなんてありえない」みたいなことを言う人がいるみたいだけど、有給休暇は別に理由は問われないので、デートだろうが、なんだろうが、使い方は自由ですね有給休暇の理由如何によって、OKか?いなか?を決める方がありえないのです。会社の人間との関係を大切にする意識がある限りは、クリスマスの有給休暇の使用は現実的にほぼ不可能といって良いと思います。
逆にそんなの気にしないって人、会社の人間にどう思われようが知ったこっちゃない!という人がいるならば、クリスマスとか関係なく有給休暇は使えそうな気はしますね。今はそういう若い人増えていそうな気はしますね。有給を使ったことが原因でクビになるってことはありえないでしょうから、会社なんて単に給料を貰うためのツールでしかないと割り切って仕事をしている人は、同僚とか上司とか関係ないでしょう。そういう人にとって、彼らのような存在はほとんど空気に近い。マネキンが喋っているような感覚かもしれない。飲み会とか忘年会を平気で欠席する若者が増えているのならば、そういう意識の表れだと思います。会社に何を期待しているのか?というと、お金を稼ぐ以外の何物でもないという人が多い気がするのです。そういう割り切った関係をできる人が増えれば、仕事を放り出して、クリスマスを有意義に過ごせる人が増えるのではないでしょうか?

働くことがイヤな人のための本 (新潮文庫)
- 作者: 中島義道
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/04/24
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 44回
- この商品を含むブログ (105件) を見る