就職しないで、ブロガーになった人のBlog

就職して雇われてお金を稼ぐという従来の働き方にとらわれない、未来の生き方を模索していきましょう。

あえて就職を選ばなかった高学歴ニートの特徴や原因

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高学歴ニートという言葉が一時期流行った気がします。高学歴なのにニート。個人的にはそういう人がいてもおかしくはないでしょう。学歴だけで就職できる時代は終わりました。学歴がないよりはあった方が良いだろうけど、学歴だけあって、他にいろいろなものが足りないと、そのいろいろを持っている人は低学歴であっても、就職しやすかったりします。そこに絶望を感じて、就職しないでニートになった人もいるのかもしれない。後は、似たようなことですけど、高学歴の人ってのは、大学受験を頑張って努力で結果を手に入れたのに、就職試験になると、努力しようがない試練を強いられる。面接なんかは特にそう。後は学歴という明らかな優劣があるにもかかわらず、スタート地点が全員ほぼ一緒ということです。これについては以前、ホリエモンが同じようなことを言っていました。

 

堀江貴文氏が自身が就職を選択しなかった理由としては、「せっかく受験勉強頑張ったのに、就職活動になると、それが横並びになるわけでしょ?それがアホらしかった」と述べています。実際、私は東大には及びませんが、世間でそこそこ名の通った大学に通っていました。しかし、数ヶ月間だけやった就職活動でも、学歴が特別有利に働いたと実感した瞬間はないですね。実際、聞いたこともないような大学名の人と一緒に選考を受けているのですが、何か確かに堀江氏の言うようにアホらしくなってくるのも分かります。企業は学歴よりも違うところに長けた人が欲しいと言うのだから、それはそれで仕方ないことです。ただ、受けている人からすると、それが理由でやる気を失わせる度合いが高学歴な人ほど多いのかな?と思います。

 

実際、ネット上で有名なphaさんは京都大学卒でニートやっています。彼は現在は特定の定職には就かず、ネットや身の回りのものを使って、お金を捻出し、友人らと楽しく毎日過ごしているらしいですね。京都大学出身の人でもニートやっている時代ですからね。以下は彼の著書になりますが、非常に参考になる部分が多いと思います。

 

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というのも、ニートにしか分からないようなお金の稼ぎ方、雇われていないので、自力でお金を作らないといけないのですが、彼はやっぱり頭良いんですよ。なるほど!そんな方法もあるのか!?というような、意外な、あまり知られていないやり方で、お金を稼ぐ術なんかも公開してくれているみたいです。世の中には誰も気付いていないだけで、お金の稼ぎ方なんて無限にあるってことですよね。それに気付ければ、会社に勤めたりしないでも全然生きていけるし、正社員になれなかったら人生終わりという嘆きも、もはや意味は持たないかもしれない。ニートになってみないと分からない、彼のニートとしての日常や彼なりのお金の稼ぎ方、生き方について学べます。

 

話は戻りますけど、あとは働いてからも同じようなことが言えますね。職を得るまでにも学歴はほとんど関係ないのですが、働き始めてから仕事をこなすうえでも学歴はほとんど関係ない。出世や昇給などにおいて、学歴が優先されることはない。仕事の出来、不出来で決まる。その仕事の出来、不出来も完全な公平な観点から審査されるなら、納得もいくでしょうけど、現実には監督者の好みとかも影響するでしょうし、実際評価を上げるために仕事以外でいろいろ気を使ったり、結局は仕事の出来、不出来が直接関係しないところで決まる部分が意外に大きくて、それを想像するだけでやってられない、疲れてヤバそうだ。と思えてしまいそうです。学歴が関係するとすれば、コネクションくらいでしょうか?元2ちゃんねる管理人の西村博之氏は、仕事をするうえでのコネクションの重要性を説いていました。そのコネクションとして機能するのが学歴らしいのです。有名大学ほど同業他社に人が多いから、それが場合によっては仕事をするうえで利用価値があるそうなんです。要は横のつながりという意味では、仕事をするうえで、それがあると便利だよね。くらいのツールとしては機能するかもしれません。

 

以上のように、現代では就職活動から、実際に仕事をするに至っても、せっかく苦労して手に入れた学歴をほとんど考慮してくれない。だから、いわゆる価値観の相違もあるのかもしれませんが、評価してくれないところでは働かない。その結果、東京大学卒の堀江氏みたいに就職はしないけど起業する人もいれば、例えば京都大学卒のPha氏のように完全ニートになってしまう人もいるのでしょう。今はニートになることが一概に間違っているともいえないような時代ですけどね。ニートができるのならば、ニートでいた方が平和かもしれない。少なくともブラック企業、違法労働を行うような企業がある程度存在している状況で、働けと言われても、そんな気に誰がなれるのか?というのが彼らの本音でしょう。人間関係も面倒で、精神的にも肉体的にも消耗が大きく、かといって給料は高くない、どんどん搾取される。頭が良いからこそ、今の社会状況を的確に分析して、最も自分にとって合理的な生き方を探った結果、それが今ニートでいることなのかもしれない。彼らからしたら、就職すること、働くこと自体がとても愚かな行為に思えているかもしれませんね。

 

高学歴ほどニートが増えるということは必ずしも言えないかもしれませんけど、ある程度ニートの中にも高学歴の人も増えてきている。ということを加味すると、頭の良い人にとっては、あえて働かない選択肢をとることが非常に得策といえる面もあるのでしょう。国民の多くは彼らに対して嫌悪感を抱き、働けと罵るシーンが多いように感じますけど、働くことにメリットを見出せない現状で働かせようとしても、何の意味もない。それは以前、「ニートが社会から叩かれる原因は、あまりにも身勝手だと思う - 就職しないで、ブロガーになった人のBlog」の記事でもお知らせした通りです。単に毎日苦しい労働に勤しんでいる人たちが仲間が増えて、ちょっと安心感を得るだけ。彼らの自己満足のために、無理をして働く必要もないでしょう。

 

 

働かないって、ワクワクしない?

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