就職活動の面接は、凄い堅苦しい雰囲気で行われますよね。あれって、逆効果なんじゃないか?と思います。要は凄い厳粛な感じで、聞かれることも志望動機とか、自己PRとか、普段全く考えてすらいないことをいきなり面接の場で聞かれるわけで、演技をすると同時にかなり神経を使いますから、相当就活生の方も疲れると思います。面接ってのは、面接官が受験生を具に観察して、性格や人間性を見極めて、仕事でどういう働きをしてくれるか?とか、職場に馴染めそうか?とか、そういったことを判断する場でしょう。すると、はっきり言って、今の面接のやり方だと、その人の人間性や性格というのは、なかなか見えてこないと思うんです。というのも、個人のそういった要素を全面に押し出す場としては機能していないから、学生側が萎縮してしまって、要は型にはまった均一な人間を演出しようとするので、みんな同じような感じの振る舞い、言動になってしまう気がするのです。
その人ならではの人間性や性格を分析するためには、志望動機や自己PRなんて聞いてもしょうがないと思うのです。私に言わせれば、雑談をしていた方がよっぽどその人の性格や人間性は理解できると思います。例えば、事前にエントリーシートとか、履歴書の趣味欄に「野球観戦」とか書いてあったら、社内の野球好き、または野球に詳しい社員を連れてきて、その人と一定の時間好きに雑談させてみるとか。お互い超詳しいことですから、本当に目を輝かせて会話をすることができるのではないか?と思います。そして、その様子を同時に面接官というか、人事担当者も観察したり、後は学生と直接話した社員にその感想や印象を聞いてみたりして、採用か不採用かを決める決定打につなげる。という方法が良い気がするのです。
学生の本性というか、真の姿を引き出させることが大切なら、学生にとって興味のない話で面接を終始させても意味ないのです。志望動機や自己PRなんて学生興味ないですよ。もっと言うと、多分面接官だってあまり興味はないでしょう。面接をすることが人事の仕事だから、半ば義務的に聞いているだけで、本当は慣習や社内の命令に従っているだけで、面接官自らの気持ちとして、志望動機や自己PRを聞きたいとは思っていないと思うんです。つまり、お互いにとって興味のない話題を持ち出すから、それについてさも興味おおありみたいな雰囲気をお互いに作って、演技をし合うわけです。これでは面接官が学生を理解するのも難しいですし、学生も面接官を見て、この会社がどういう人間の集まりなのか?を理解しづらいです。要は面接という非常に改まった場で、厳粛な雰囲気の中、お互い興味のない会話をしても、ただ演劇を練習をしただけだろうと。これはお互いを理解するどころか、ミスマッチをより拡大させる場だと思うのです。
以前、最終面接の代わりにハイキングに出かけたという会社があったようです。それは最終面接に残った全員を連れて、ハイキングに行ってそのときの各学生の様子を観察するというものです。ハイキングの方が面接を受けるよりは格段に楽しさが学生にとってもあると思います。すると、素の姿が出やすいと思うので、学生の様子を具に観察することによって、より人間的な部分を理解しようという試みだったのではないか?と思います。要はもう旧来の選考のやり方は限界にきているのです。志望動機、自己PR、学生時代頑張ったこと、挫折経験、10年後自分はどうなっているか、といったテンプレ質問とそれに対するテンプレ回答に嫌気が差したというか、それじゃ意味がないということに気付いてきた企業が少しずつ増えてきたのでしょうね。ハイキングの例はその代表かもしれません。本当に企業が学生の内面の部分まで理解しようとして、採用に繋げようとしているのなら、今のやり方は適切だとは思えない。格段に効果がある方法というのはなかなかないですけど、仕事ができるか?というのは、実際に働かせてみないと分かりません。または部署や仕事内容によっても変わるでしょう。
したがって、事前に分かるのはその人がどういう人間なのか?という性格や人柄に関することだけ。だから、志望動機や自己PRを語らせても、仕事と直結するわけでもないし、ただのテンプレ回答が集まってくるだけで、みんな同じように見えてしまうだけだと思います。つまり、各学生の違いを十分認識はできない。それができるための面接の場にしないといけない。そのために提案したのが、私の場合は趣味や興味のあることに関する雑談です。本当は少数を実際に働かせてみるインターンシップ等が有効だと思いますが、それができないのなら普通の面接よりこっちの方がマシじゃないの?私が採用活動を司っている人なら、そういうやり方をするとおもいます。伝統的で当たり前になっている今の面接のやり方に関して、疑問に感じている人は少ないかもしれません。特に会社の人間は。しかし、私にしてみればもっと良いやり方あるんじゃないの?と思えて仕方ないのです。
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