よく就職試験の場では、グループディスカッションという試験が行われます。集団討論といった言い方をする場合もありますが、これは近年いろいろな企業で、または公務員を採用する試験でも用いられていることから、人気みたいです。しかし、この試験で分かることって何なんでしょう?グループディスカッションは、通常のケースだと当日にメンバーが発表されて、テーマとなるお題が伝えられます。そこで、よーいドン!で、いきなり議題に沿って討論をさせるのです。これが1対1とか3対1っていう一方向会話の場ならまだしも、5人とか6人くらいのメンバーがいきなり初対面で、会話をしないといけないわけです。通常であれば、gdgdになりそうです。上手くまとめてくれる人がいれば、比較的議論にスムーズに入っていけるかもしれませんが、そういう人がいなかったらどうするんでしょうか?全員が大人しい人手で、受身ばかりだったら、全く話が進まないでしょう。
可能性としては、そういうケースはなくはないはずです。こういう事態が起きたら、主体性がないメンバーが悪いんでしょうか?それとも人選をした方が悪いのでしょうか?答えはどちらでもないです。グループディスカッションとはそういうものだということです。議論というのは、通常であれば司会をする人がいて、他にも役割がある程度決まっています。それをグループディスカッションでも通常なら割り振りを行ってから始めることが多いでしょう。つまり、司会をする人だって、書記をする人だって、ただ、意見を言う人だけの人だって、議論を行ううえでは確実に必要な役割であるはずです。しかし、運が悪いと司会を務められそうな人がいない。当然、そういうメンバーで構成されたグループは議論の進捗度はよくないでしょう。
実際の仕事で行うような議論って、そもそも話し合うことが事前に決まっているし、誰がメンバーかも分かっているし、議論が上手く進むように予め司会をする人などが割り振られていることが多いかと思います。議論って、そういうものでしょう。でも、就職試験はそういった考慮が全くされていないわけで、中にはメンバー構成が上手くいかずに、議論がgdgdになるケースも当然あると思います。それは人選が悪いわけではないです。人選をする側も誰がどんな役割が適切か?なんて分かりませんから。でも、こういう事態が起きてしまうことは当然に予想できるでしょう。すると、グループディスカッションは誰がメンバーになるか?がまず相当重要だということです。要するに、これは選ぶ側も選ばれる側も如何としがたいものですから、運だということですね。
人選以外でも、議論の流れをぶち壊して、関係のない話をいきなりしてくるような人がいたりする場合もありますし、集団面接もそうですけど、誰か1人が他のメンバーに大きな迷惑をかけるケースが往々にしてあるのです。そんな中で、1人1人の能力等を適切に把握できるのでしょうか?そういうクラッシャー的な存在の人が、他のメンバーのアピールの場を奪っているとしたら・・・。結局は評価する側もされる側も誰と組むが非常に重要になってしまう。個人面接も誰が面接官になるか?何を聞かれるか?回答をどう評価されるか?という相当大きな運要素がありますが、集団面接、グループディスカッションのような集団で一纏めにして行われる試験は、それ以前に誰がグループに入るのか?誰と組まされるのか?という、また別の運要素が立ちはだかり、一層運のスパイラルが激しくなっている状況が生まれているのです。
グループディスカッションが正常に機能すれば、そりゃ複数の人とどういったコミュニケーションがとれるか?ということを観察するのに非常に良い機会になるでしょう。しかし、正常に機能すればという前提が必要です。どれくらいの確率で正常に機能するか?どの程度機能するか?事前分からず、実際にやってみて初めて分かるものです。したがって、グループディスカッションをやってみて、採用する側の思惑通りにどれだけのケースで進んでいるんだろう?ってのが凄い疑問です。採用する側は一定の確率でまともな議論になってくれればそれで良いと思っているかもしれません。ただ、採用される側は一定の確率でただの時間の無駄に終わってしまう理不尽な事態もありえます。そういうときは運がなかったと諦めるべき。という声もありますが、そんな適当なやり過ごし方で良いのかな?と思います。
グループディスカッションは面接以上に運要素が大きく、かつ合否の判定も凄い曖昧な試験だと個人的には思っています。真相は分かりませんけど、個人単位よりはグループ全体で合否が決まりやすいという声もありますし、そうなると、ある意味連帯責任で、1人でもクラッシャーがいると、それだけでアウトになりかねない。しかも、そこが第1志望の企業だったら・・・。悔やんでも悔やみきれません。実際、連帯責任じゃない状況であっても、1人おかしな人がいたら、そこから議論を立て直すのは難しいでしょうし、それがメンバー全員に不利に働くのは否めないでしょう。
グループディスカッション、そして集団面接といったグループ単位の試験は本当に運だと思います。ただ、運だけならまだマシかもしれない。しかし、それを受ける側からすれば、たまったもんじゃないのは、他のメンバーの行動如何で合否が決まるという理不尽極まりない点です。民間企業は好き勝手やってても良いかもしれませんけど、公務員試験でこういう試験をやるべきなんですかね?ある程度採用の公平、公正が求められる試験ですから、いくらグループディスカッションにメリットがあっても、すでに挙げたようなデメリットを懸念すると、不適切な気がするのですが。私が採用権者なら、絶対にやらないですけどね。ただ、どんな状況でも最低限のコミュニケーション能力、ディベート能力はないと突破することは不可能でしょうから、普段からそういったことを意識して、力を身に付けていく必要はありそうですね。
さて、皆さんはどういうやり方で就職活動をしていますか?就職活動はどう頑張っても毎年内定を1つも獲れない学生が多く出てしまいます。それはどうしてだと思いますか?原因はいくつかあるにせよ、特に大きいのはリクナビ、マイナビを利用しているからです。それはリクナビ、マイナビってまず誰もが最初に登録すると思うんです。それは誰でも知っているし、誰でも利用するから、まず最初に登録して、その後その2つを中心に就職活動を行う人が多いのです。しかし、この2つはすでに話したように誰でも使っているサイトです。すると、どういうことが起きるか?というと、利用者が多すぎると、同じサイトを使っていれば、そこに載っている同じような企業にエントリーが集中しやすいです。元の利用者が物凄く多いので、エントリーの数もヤバイくらいになってしまい、学歴フィルターとか、SPIとかで足きりをしないといけない事態になってしまうのです。つまり、リクナビやマイナビを利用している限りは、凄い倍率が高い中で、常にライバルと勝負しないといけない状況が発生しているわけです。
倍率が高ければ高いほど、内定を獲れる確率は減りますよね。そうなると、リクナビとマイナビを中心に就職活動をしている学生は内定が獲れない可能性が高いということになります。じゃあ、どうすれば良いのか?というと、みんなが使っていないような穴場的なサイトを利用しましょう。例えば、「就職AGENTneo」は特にオススメしたいのですが、ここは単なる求人の紹介だけには留まらないところが特徴です。新卒の就活生向けに凄い手厚いサポートをしてくれています。例えば、非公開求人の紹介です。これはこの就職エージェントを利用した学生のみに紹介される極秘の求人で、公の場には出回っていません。つまり、応募できるのは限られた人間ですから、倍率がかなり低い選考に挑めることになります。また、面接指導などの実践的な練習もしてくれて、就職活動のプロからアドバイス等を貰いながら、面接の練習も可能です。多くの方が苦手な面接対策もプロの目からきちんとした指導のもと行われます。
また、就職活動のカウンセラーも常駐しているのですが、彼らにいつでも悩み相談をすることができますし、自分の向いている仕事は?業界は?などの適職紹介なんかもしてもらえます。実際、カウンセラーから紹介してもらえた求人というのは、カウンセラー直々の推薦がついたものなので、適性を持った人材を企業に紹介してもらえるということで、企業側の配慮により、選考フローを省略して、内定までの道のりが凄い短くなります。これも内定獲得までも可能性を大いに上げてくれますよね。こういった非常に手厚いサービスが受けられます。しかも、無料です。リクナビ、マイナビを利用していて、こういったサービスは不可能でしょう。だから、オススメしたいのです。こういったサイトは普通の就活生は絶対に知りませんから、ライバルに差をつけたいのなら、本気で内定が欲しい方ならば、利用して損はないのではないでしょうか?
普通の就活生は知らないからこそ差がつく就職エージェント!

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